We love the EARTH 2 ページ9
「あ…ありがと」
「いつか唄えたらええな…こんなん二人で」
「うん…今…歌ってみよかな？」
「ホンマに？歌ってや神ちゃん」
「流星もやで」
♪〜
♪♪〜
軽く歌い出せば合わせるように流星も入ってくる。
ああ…気持ちがいい……。
合わせる…って言うより共鳴してる？
どんどん高くなっていく僕のパートに重なる流星の重低音。
チラリとそちらを見れば『もっといけ』とばかりに目配せされた。
それなら……いってやろうじゃないか。
高く……もっと高く………小鳥の囀る音よりも細く…高く…それでいて長く。
ステージでがなり散らすようなシェイクは無しで。
赤ん坊が眠れるくらいの心地良さで唄えたら。
♪♪〜〜
「…っ」
不意に流星の声がいつもより一段低くなった…それは聞いてる人達が気持ち悪くならないギリギリの低さ…どんどん攻めてくる…その払っても払っても身体中にまとわりつく様な音にゾクリとさせられた。
地鳴りのような大地を包み込む音に飲み込まれるような感じでジワジワと侵食してくる流星の声。
アカン…。
このままじゃ引きずられてしまう…。
「♪〜」
「♩♪♩♪〜」
負けるもんかって言う不屈の負けず嫌いが僕の声ををもっと強くした。
声はどんどんとハッキリと身体の中から溢れてきて…僕の声はグングン登りつめてそれから堕とされて………。
最後には流星の声に吸収される。
まるで空から降ってきた雨が大地に染み込んで吸収されるように。
最後は何も無かったかのように静かにひとつになる。
それは最初からひとつであったもののように…息をするように自然に…。
「…みちゃん…神ちゃん」
「えっ………あ、ああ」
気がつくとソファの上で流星に抱き抱えられていた。
「飛んでしもうた？」
「ご…ごめん、なんか気持ち良くて」
「せやろ？」
「初めてかも…こんな自由に声出したの」
「うん、他の人が聞いたらめちゃくちゃな歌やねん…けど 神ちゃんが自由になれる曲やねんで」
「なんで……」
「神ちゃん…結構抑えて歌ってるやろ？周りに合わせて、自分の声だけ浮かないようにって」
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かこ(プロフ) - rikさん» そうなんですね！わざわざありがとうございます(´；ω；`) (2020年3月12日 12時) (
レス) id: e4df3d7976 (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - かこさん» そうなんですね、でしたらマイページの右上の歯車みたいなアイコンから直せると思います。下の方にありますので18歳以上の方に設定し直せば大丈夫ですよ。 (2020年3月12日 6時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - rikさん» 私、一応18歳なんですが…。バグですかね...？ (2020年3月12日 2時) (レス) id: e4df3d7976 (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - かこさん» Ｒ指定がかかってますので、年齢が18歳以下の方は出てこないようになっているんですーすみません。 (2020年3月12日 1時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
かこ(プロフ) - コメント失礼します！「可愛い詰め合わせ」を見たいのですが、検索しても出てきません(´；ω；`) どうやったら出てくるかわかりますか…？？ (2020年3月8日 20時) (レス) id: e4df3d7976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rik
| 作成日時：2019年8月30日 12時
