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転んだ僕をみてオロオロとしながら涙を溜めているとも。
ああ…そんな顔も可愛ええなぁ、なんてぼんやり考えていた。
「痛っ…派手に転んだわ…とも大丈夫やった？」
コクコクコクコクと首がちぎれるんじゃないかって言うくらい頷くから思わず笑ってしまう。
「…ならよかったわ…風呂入ろか」
未だに心配そうなともの顔を
見ながら、今度はしっかりと手を握ったまま浴槽の淵までつれていった。
「お湯…かけるで」
ザバって肩からお湯をかければ気持ちよさそうに目を瞑るとも。
期待に満ちた目でこちらを見上げてくる。
「入るか？」
そんなの勿論やろうな…って思いながら問いかけるとウンウンと頷いた。
僕がザバッと先に入ってしまうと、少しだけガッカリとした表情になったけれど。
「おいでや」
僕の誘いにとびきりの笑顔を見せる。
ほらやっぱり…子供でも駆け引きは必要やろ？めっちゃ嬉しそうな顔が見れた。
向かい合わせに湯船に沈もうとするともの腰を引き寄せて、無理やり膝の上に座らせた。
恥ずかしそうに…はふっ…って息を吐き出し、それでも抵抗ひとつ見せずに身体の力を抜いて体重を預けてくる。
男にしては気持ちええ柔らかな尻の感触。
「なぁともは幾つなん？」
そう聞くとニコニコしながら僕の掌に指で１７と数字を記した。
「…え…うそやろ？どう見たって中学生やん…あっ」
そう言うとくるりと背を向けた…少しだけ見える横顔の頬が、ぷう…と膨らんでいる。
ヤバい…怒らせたか？
お詫びの意味もあるこめてぎゅっと腰に回した腕に力を込めた。
「ごめん…ごめんな…見えへんかってん」
こんな風に誰かの機嫌をとったり、宥めたりする自分なんてとても誰も想像出来ひんやろうな。
それでも頑なにこちらをむかないともの顎を掴むと無理矢理に唇を合わせた。
「…んぅ…ふ」
ほんの挨拶がわりの軽いキス。
「…なぁ…怒らんで」
ふわりと頭を抱き寄せると、額をコツンと合わせてやる。
みるみる赤く染まる顔…。
「…ぅ…ぁ」
ともの口から上がる小さな抗議の声。
「話せなくても声は出るやろ」
見るところ経験はあっても、恋愛経験は無さそうやな…。
めっちゃ、楽しめそうやな。
この先の展開を考えただけで、楽しくて笑みが漏れる。
けどこの時…まだ恋を知らなかったのは僕の方やって事に気づいてなかった。
本気で人を好きになったことの無い僕は…ただ、新しいおもちゃを手に入れて楽しんでいる感覚しか無かったんや…。
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rik(プロフ) - 神ちゃんがホンマの神様さん» ひぇ！！ありがとうございます！そんな所を間違えるなんて…ご指摘ありがとうございました！治しましたー (2018年1月31日 19時) (
レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
神ちゃんがホンマの神様 - １０話のとも「自身」が「自信」になってますよ〜。口出しすみません。m(__)m (2018年1月31日 18時) (レス) id: 381c1a5a57 (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - Kananさん、大好物ですか？（笑）よかった！！好きと言ってくださってありがとうございます(^-^)嬉しい！頑張って面白いものにしたいと思います！次からも宜しくです。 (2018年1月26日 17時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
Kanan(プロフ) - ありがとうございますありがとうございます（涙）大好物の予感しかしません( ´∀｀)rikさんの作品全部大好きです！ (2018年1月26日 14時) (レス) id: 087bd927e3 (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - 神さん» 神さん！ありがとうございます。好きなコンビですか！！神さんをガッカリさせないように頑張りますね！これからもよろしくお願いします(^-^) (2018年1月26日 13時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rik
| 作成日時：2018年1月25日 17時
