if you wanna… 10 ページ45
「ホンマにええんかなぁ…」
「何？心配？」
本来ならのんちゃんより相当年上の僕なんだからなるべく弱いところは見せたくないし、見せたいのは大人の余裕ってやつや。
けど…のんちゃんと一緒に暮らすとなると僕のみっともない所だって…全部さけ出さなくてはならないだろうな。
僕の事だからきっと流されて、貪欲になって…もっと…もっと…ってのんちゃんに甘えてしまうのが目に見えてる。
それに…。
「まるで中学生みたいや…」
「え？俺が？？」
「ちゃうよ…僕が」
「なんで？センセ大人やん！」
「のんちゃんと居ると余裕がもてへん」
「へ？いつも余裕やん…あ、えっちの時以外な」
「アホ…ちゃうねん〜のんちゃん医者になってしまったら…」
「たら？」
「……う〜」
そこまで言ってからあまりの幼稚な考えに口を噤んだ。
「なに？センセ？教えて〜」
「教えない…」
「はっ？センセがそう言うつもりなら…それ」
「えっ…ちょっ…やっ、やっ、擽るとかのんちゃ…あは…やめ」
再び後ろから捕らえると脇腹と太ももを狙ってる、ホンマにこの子は…。
「…やっ…やめて…言うから！言うから」
「よしっ」
擽るのを止めても身体は離してくれない…言わなかったら、また擽る気なんかな？
「…のんちゃんが医者になったら…今よりもっとモテてしまうな…って」
「えっ…」
「捨てられたら………嫌やなって」
僕の声はどんどん小さくなって…最後の方はたぶんほとんど聞き取れなかったんやないかな。
覗き込んでるのんちゃんの目がびっくりするほど大きく開いて…それからくしゃって笑顔になって…そのまま力強くだきしめられた。
「…そんなん言うの……反則やん」
「ホンマやもん…」
「ホントにセンセ…最高」
「真面目に言っとるのに…」
「もっと言ってや…」
「なんで？」
「俺が幸せな気分になるからや」
「ん〜しゃあない…なぁ…」
ホンマに僕の言葉ひとつで幸せになるなんて…。
「あああ！泣かんでセンセ」
「だ、だって…のんちゃ…が…」
「俺の腕の中で泣いてくれるのも…幸せやけどな」
「…も……もぅ…っ…うぇ…」
「もう他のとこで泣かせんからな…」
ホンマに出来すぎやろ…僕の恋人は…高校生の癖に。
泣ける所がある僕の方がどんだけ幸せかわかっとらんやろ。
if you wanna… 11 end→←if you wanna… 9
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rik(プロフ) - 流智LOVE(智洋にデレ期？！)さん» コメントありがとうございます！ツィ見れないって方何名かいらっしゃったみたいなのでこちらに移行させようかなと思います！ちょっと、待っててください！因みにかみしげじゃなくてりゅかみでした(´･×･`) (2019年10月4日 20時) (
レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
流智LOVE(智洋にデレ期？！) - はじめまして！あの私Twitter見れないんです(T_T)なのでぜひこちらに移してほしいです！これからも頑張ってください！ (2019年10月4日 17時) (レス) id: db4b56f1e4 (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - ほのかさん» うわゎ！あ、ありがとうございます！！！ほんとにこんなケアレスミス…お恥ずかしい。言ってくださって良かったです！どんな羞恥ぷれいかと…。懲りずにこれからもよろしくおねがいしますねー。 (2018年1月2日 15時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - おせっかいだったらすみません・・・「遅れてきたサンタクロース」の部分のお話が９ではなく１０になってしまっていますよ。 これからも更新頑張ってくださいね! (2018年1月2日 15時) (レス) id: da2d0b67d7 (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - いつも読んでくださってありがとうございます。マイページの設定の所の一番下の所から年齢確認をして頂くと出てくると思います。よろしくお願いします。 (2017年10月8日 14時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rik
| 作成日時：2017年9月29日 15時
