遅れてきたサンタクロース 3 ページ28
んふふ…『了解』やって…。
さっきから小瀧くんとの画面を見てニヤニヤが止まらへん。
今日は夕方来るって言っとった…クリスマスやから無駄になってもええって、思って夕食の仕込みしといてよかったわ。
泊まってってくれるんかな…。
泊まってってええって言われたら、僕…なんて答えたらええんやろ。
緑「ん〜どうしよ」
青「何がどうしよ〜やねん、ニヤニヤしよってからに」
緑「り、流星!いつから居ったん?」
青「さっきからや、ともが百面相しとるの見とったんやで」
緑「嫌やわ恥ずかしいなぁ、声掛けてや」
青「かけましたぁ〜誰かさんは誰かさんの事考えてて気付かへんかっただけやで」
緑「え!ホンマに?」
全然気付かんかったわ…シャワー上がりの流星は上半身裸のままで髪の毛にはまだ水滴が沢山付いていた。
バスタオルで頭をごしごしと、拭きながらこっち向いてニヤニヤしとる。
青「おおかた、プレゼントは僕やで…なんちゅー事考えとったんやろ?」
緑「そ、そんな事あるわけないやろ!そ、そろそろ行かなアカンから着替えるわ」
もう、すぐに流星はからかうんやから…と、否定しながら着替えを始めた。
………でも、小瀧くんクリスマスは一緒にって約束してた彼女が居ったんやないかな?
ケーキの指定までしとったのに。
それともあれかな?彼女の都合が悪なって僕を誘ってくれたんかな…そうやったら、少しだけ僕…惨めやな。
ついついネガティブな考えになって着替えていた手も止まる。
青「とも…どした?」
いつの間にか横に立っていた流星に顔を覗き込まれる。
緑「…な、なんでもあらへんよ」
誤魔化すように笑うけれど、そんなのは流星には通用せんかった。
青「アイツとなんかあった?」
緑「なんもないよ…ただ」
青「ただ?」
緑「自信ないだけ…僕、小瀧くんと全然つり合ってへんからな」
青「なんやそんな事か…」
流星は柔らかく笑うと僕の頭を引き寄せた。
青「ともたちめっちゃお似合いやで…それにな…アイツはお前に夢中やから心配すんな…」
緑「ホンマに…?」
トクン…って心臓が跳ねた。
小瀧くんが僕に…そうやったらええのに。
青「そうや…やから泣くな…」
って流星涙拭ってくれるんはええけど、顔…近ない?
…って思った時やった。
桃「くぉら!神ちゃんセンセから離れろや!えろ医者!」
聞き覚えのある怒鳴り声とともに、目の前から居なくなった流星。
瞬間…目の前がピンク色に染まる。
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rik(プロフ) - 流智LOVE(智洋にデレ期?!)さん» コメントありがとうございます!ツィ見れないって方何名かいらっしゃったみたいなのでこちらに移行させようかなと思います!ちょっと、待っててください!因みにかみしげじゃなくてりゅかみでした(´・×・`) (2019年10月4日 20時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
流智LOVE(智洋にデレ期?!) - はじめまして!あの私Twitter見れないんです(T_T)なのでぜひこちらに移してほしいです!これからも頑張ってください! (2019年10月4日 17時) (レス) id: db4b56f1e4 (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - ほのかさん» うわゎ!あ、ありがとうございます!!!ほんとにこんなケアレスミス…お恥ずかしい。言ってくださって良かったです!どんな羞恥ぷれいかと…。懲りずにこれからもよろしくおねがいしますねー。 (2018年1月2日 15時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
ほのか - おせっかいだったらすみません・・・「遅れてきたサンタクロース」の部分のお話が9ではなく10になってしまっていますよ。 これからも更新頑張ってくださいね! (2018年1月2日 15時) (レス) id: da2d0b67d7 (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - いつも読んでくださってありがとうございます。マイページの設定の所の一番下の所から年齢確認をして頂くと出てくると思います。よろしくお願いします。 (2017年10月8日 14時) (レス) id: d865d0f00c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:rik | 作成日時:2017年9月29日 15時