桜の君 6 ページ18
青「お前ら何やっとんじゃ」
いきなりの乱入に驚いて尻込みした奴らやったけれど、俺が一人やとわかるといきなりデカい態度で抗戦してきた。
『なんや？お前一人で何が出来るっちゅーねん』
『その綺麗な顔に傷でもつけたろか？』
青「のぞむところや！」
緑「ア…カン！流星！俺…なんかの為に傷ついたらアカン」
神ちゃんが必死に起き上がってくる。
『お前な…弱いのに何言っとんの？』
一人が神ちゃんの髪を掴んで無理やり顔を上げさせた。
緑「……つっ」
青「誰がそいつに触ってええ言うた…？」
低く絞り出すような声に相手がビビる…。
青「そいつはな…お前らが触れてええ様なやつやないねん」
ゆらり…と、近づきながら、壁に拳を打ち付けると激しい音とともに旧校舎の壁がポロボロと崩れ穴があいた。
『ひっ…なんやこいつ』
青「なぁ…離せや」
『な、なんやと！もう一度…』
青「こっちは離せ言うとんのや…」
ジリジリと後ずさりながら、一人が俺の顔を見て悲鳴をあげた。
『ま、待てや！こいつ藤井…藤井やないか！』
『藤井って…あの藤井か？』
青「藤井やったら如何したか？ああ？」
『待てや、俺らそんなつもりなかったねん…なっ、落ち着けや藤井…いや、藤井さん』
青「早う俺らの前から消えろや」
『わ、わかりました！おい、お前ら行くぞ、俺らには無理や！早う』
バタバタと我先にと音楽室を後にして、逃げ出していってしまった。
青「神ちゃん大丈夫か？」
急いで駆け寄って抱き起こす…顔に擦り傷…血が出てるやん…あいつらただじゃおかん。
緑「お前…何者なん？」
怪訝そうな顔で見上げられた。
あ…なんか、正面から顔みて貰えた…上目遣い…可愛ええ。
青「ただのチンビラやで、それより怪我の手当せな、可愛ええ顔が台無しやん」
緑「平気や、構わんといて」
頬に添えた俺の手を払い一人で立ち上がろうとする。
緑「あっ」
青「·危ない！」
よろけた神ちゃんの身体を既の所で受け止める。
青「なぁ、俺が構いたいねん…構わせて欲しいねん」
緑「けど…」
青「俺は離れんよ？神ちゃんの側から、ずっと近くに居たいねん」
ぎゅっと上着を捕んだ神ちゃんが俺を押し返そうと力を入れた。
緑「ダメやろ、きっと俺迷惑かけんねん…俺、疫病神みたいやねんて…」
青「神ちゃんアホやな…そんな神さまホンマはいなねん」
緑「神様の問題じゃないねん！アホ」
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rik(プロフ) - 7129さん» 嬉しい感想ありがとうございます。可愛い詰め合わせはご自分の設定で18歳以上ですと言う欄にチェックを入れないと出てこないようになっています。18歳以上でありましたらそちらにチェックを入れて読み進めてくださいね。引き続きよろしくお願いします。 (2021年6月6日 16時) (
レス) id: 7aa9e31140 (このIDを非表示/違反報告)
7129(プロフ) - こんにちは！緑大好きジャス民です！緑右、最高です！Honey Trapで号泣して、rikさんの作品にハマりました！お尋ねなのですが、可愛い詰め合わせの読み方ぎどうしてもわかりませんでした…どうやったら辿り着けますか？ (2021年5月26日 7時) (レス) id: f02b13cfb6 (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - 杏さん» ありがとうございます！赤さんですね！了解しました。がんばって書いてみますね！リクエストありがとうございました。 (2017年4月3日 23時) (レス) id: 70bb986956 (このIDを非表示/違反報告)
杏(プロフ) - はじめまして（＾_＾）いつも楽しんで読ませていただいています！リクエストなのですが、赤×緑でメンバーの協力もあり、付き合う二人の話が読みたいです。是非よろしくお願いします！ (2017年4月3日 20時) (レス) id: d1d0588bec (このIDを非表示/違反報告)
rik(プロフ) - りぃさん» いつも読んでくださってありがとうございます。リクもありがとうございます。今書いているのが終わりましたら書かせていただきますね、また、読んで下さいね。 (2017年3月27日 16時) (レス) id: 70bb986956 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rik
| 作成日時：2017年3月14日 10時
