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Shori side
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安堂A。
俺の家の隣の斜め向かいの家に住んでる。
幼稚園の時からずっと一緒。
俺の大切な…幼馴染。
誰にも弱さを見せたくなくて
強がってる俺にいつも気づいて
忘れさせるかのように楽しい気持ちにしてくれる。
君にとって俺は幼馴染であり
きっと弟みたいな存在。
この距離感が心地いいんだ。
告白したわけじゃないし、
振られたわけでもない。
恋愛対象なんかじゃ…ない。
だけどなんか苦しいんだ、
君のことを考えてると。
この気持ちには気づかない、
ずっと、気付きたくない。
だって、幼馴染だから。
水族館に誘った時も
Aはきっと俺の変化に気づいてた。
だからあんな言葉をかけてくれた。
真剣な君をみてると何だかおかしくて、
同時に嬉しくて
俺は笑って誤魔化したんだ。
ありがとう
その一言が言いたかったのに、
素直じゃない俺はそんな事言えなくて。
自分のバカさに笑けてきたんだ。
理由なんて、聞くなよ。
全部全部
Aのせいなのに。
この気持ちの意味、教えてよ。
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作者名:李果 | 作成日時:2018年9月5日 3時