Delight (ページ25)

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お盆休みが終わったらまた準備なんだけど

いつもの私なら学校なんて面倒なはずなのに

少しのお休みでも寂しく感じる。

これも全部クラスのみんなのおかげ。

宿題もだいたい終わったし

暇で暇で仕方ない。

中島くんは今頃何してるのかな、

遊びに行ったりしてるのかな…

暇になるとずっと考えちゃう。

そんな時に私の部屋にお客さんが来ました。

１つ下なのに妙に落ち着いてて、

なんせ顔は国宝並みに綺麗な幼馴染。

[ ほんっと色気ないなあ、Aは。]

「勝利こそ！おじさんみたい！」

佐藤勝利、私の斜め向かいの隣の家に住んでます。

今は受験生だから家で勉強してるはずなんだけど…

何かあったのかな？

[ 暇、出かけようよ。]

「ええ…急すぎない？」

[ 人に学校まで自転車で運ばせて、

花火大会ドタキャンしておいて

そんなこと言うんだ。]

そうです、

大量のペンキと私を学校に運んでくれたのも

花火大会へ一緒に行くはずだったのも

この勝利です。

目の前に差し出されたのは2枚のチケット。

[ お母さんが貰ったらしくてさ、

暑いし丁度いいから行って来いって。

それにこの前から行きたがってたじゃん。]

そう、私が行きたくて仕方なかった水族館。

「え、嬉しいー！勝利大好き！」

[ わ、わかったから急に飛びつかないでよ。]

素直じゃないなあ、全く。笑

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どうも、作者です。

hit数が伸びてて驚きました！ありがとうございます！

なかなかメインが出てこなくて申し訳ないですが

もう少しお話が進んだら本格的に登場するので

それまで待っていて下さるとありがたいです。

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