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Kento side
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暑い暑い夏の日の朝、
夏休みにも入ってるっていうのに
文化祭の準備で駆り出されます。
まあ、部活入ってないからいいけど。笑
通学路を1人歩いていると
2人乗りの自転車が横切った。
珍しいな、なんて思ってふとみていたら
私服の男の子と
あれ…あの子って…
まあいっか、
仲が良さそうでとっても微笑ましい。
2人の甘酸っぱそうな雰囲気が
夏の暑さの中に溶け込んで
青春の2文字が頭の中に浮かんだ。
なんだか自分の心臓の音がうるさい気がするけど
それには気づかないフリをしておこう。
気づいたところでどうすればいいかわからないし、
まあ、とりあえず俺も文化祭の準備頑張るか。
俺は、そうやって目を背けた。
今の俺は、未来の行方なんてまだ知らない。
ただ時間に身を任せて
自分の向いた方向へ進んで行くだけ。
そうして、また日常が過ぎて行く。
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作者名:李果 | 作成日時:2018年9月5日 3時