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「テヒョン君、電話ってうそでしょ」
TH「....」
出口へずんずん進んでいくテヒョン君の背中を追いかけながら問いかけても、相変わらず答えは返ってこない。
...電話をする用があるなんて、あのタイミングで切り出すとは嘘にしか思えない。
あれほどまでに私のことを嫌っている人が、ソユン先輩とのツーショットを壊してでも同じ時間に外に出ようとするなんてなにかあるに違いない...
と、疑ってしまうのは私だけだろうか。
...まさか、ソユン先輩と次なるステップへ進むために、自分の素性を唯一知っている私になにか協力を求めようとしているのね！？！？
悶々と考えを巡らす私の後で、いきなりピシャンと閉まる店の扉。
どうやらいつの間にか出口に出ていたようで、店内とは打って変わった冷気に身を包まれる。
そして目の前には、無表情でポケットに手を突っ込みながら横を向くテヒョン君。
「えっと、」
TH「....帰るわ」
「へっ？」
彼の口から出た予想外の言葉に開いた口が塞がらない。
平然とした調子で歩き出そうとするテヒョン君に、かける言葉も見つからず呆然と立ち尽くしてしまう私。
理解が、ついていかない...
TH「...あ。他のやつらには用事が出来たから抜けたって伝えておいて」
「っ、ちょっと待ちな！」
ようやく喉から絞り出た言葉に、意外にも素直に足を止めて耳を傾けるテヒョン君。
「ソユン先輩のこと好きなんじゃなかったの？」
はんば睨み付けるかのような表情でそう聞くと、テヒョン君は眉を上げて面倒くさそうな顔で息を吐いた。
TH「あぁ、あの女は簡単に落ちたから終わり」
へ...？
聞き間違いかな？
たったいまこいつ、なんていいました？？
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JIN LOVE - ドキドキしながらお話を読ませてもらってます。これからの主人公とジョングクとテヒョンの進展が気になるところです！これからも更新がんばってください！ (2020年1月1日 11時) (
レス) id: 7edd2e40dd (このIDを非表示/違反報告)
りか(プロフ) - まいさん» こちらこそいつも読んでくださってありがとうございます！いつもお待たせしてしまいすみません…！(＞＜) (2019年5月23日 8時) (レス) id: 7f3f1e52e8 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 更新再開してくださってありがとうございます！とても嬉しいです！ (2019年5月23日 0時) (レス) id: 14d58fc984 (このIDを非表示/違反報告)
りか(プロフ) - shinov347さん» いつもお待たせしてしまい申し訳ありません！細々と更新は続けていきたいと思うのでよろしくお願いします！ (2019年5月22日 22時) (レス) id: eb723a42de (このIDを非表示/違反報告)
shinov347(プロフ) - もう更新はなされないのでしょうか。。？たのしみに待っています。作者様のペースでまた再開されることを願っております。 (2019年5月18日 21時) (レス) id: 7f3f1e52e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りか | 作成日時：2018年2月3日 20時
