【wrwrd!】同居人増えました③【男主】 (ページ34)

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・（side：kn）ページ34

晩御飯まで時間があると思って、買った本を部屋で読んでるんやけど…
なかなかおもろいやんけ

読み進めていると、不意に聞こえるノックと最近よく聞くようになった声

A「コネシマー晩御飯だよー」

おん、と返事をしてドアの方を見る
俺の方を見てニコニコとしていたAの顔が驚いた顔に変わり、ひとこと

A「……めがね」

「ん？眼鏡がなしたん？」

A「いや…眼鏡持ってたんだなと思って…」

「まぁなくても生活はできるんやけどな。」

普段見慣れないからか、気になったみたいやな
その後も俺の顔をじっと見つめてくるA

「…なんやねん」

A「イケメンが眼鏡してるとドキッとするね。似合ってるよ」

……はぁ！？

「そんな褒めてもなんも出ぇへんぞ！！」

急に褒められ、驚く
まぁ正直あいつらが良く顔面偏差値114514とか言うし、割と整ってるほうとも思う

でもあいつらみたいにふざけた感じじゃなくて、真面目そうに
しかも少し照れながら言ってくるもんだから、俺も照れてしもたわ

A「思ったことを言っただけなのに。俺は嘘は言わないよ」

「お前そういう…！…はぁ。まぁありがとうな。」

そういや飯できたんやっけ

読みかけのところに紙を挟み、本を棚に入れる
よいしょ、と立ち上がると同じタイミングで立ち上がるA

A「俺、あとショッピ君とゾム、大先生呼んでくるからコネシマは先に行ってて」

「…俺手伝うで？ゾムは俺が起こしに行った方がええと思う」

ぺ神が言うにあいつまだ前の癖が抜けなくて、ドア開けたやつ全員襲おうとしてるみたいやし。下手してAが殺されてもたまらんわ

A「そう？じゃあゾムだけお願いしようかな」

まぁ、ショッピ君はAに起こされた方が幸せやろ。
大先生の感があってればやけどな