【wrwrd!】同居人増えました④【男主】 (ページ5)

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不意に夜中に目が覚めた。
時間を見ると１時過ぎ…すごい中途半端。
身体が寝たときよりも軽いと思い。体温はというと36.7。ちょっと高めだけど平熱に戻ったみたい。
…昼に食べたお粥以外ご飯を食べてなかったから、おなかすいた

そうだ。カップラーメンを食べよう

病み上がり？そんなん知るか！！お腹すいたんだよ俺は！
夜の薬は、ウィダー〇ンゼリーで流し込んだ。ウィダーだって立派な御飯だろ。俺の主食だ。
そんなのはどうでも良いね…確か、カップヌー〇ルが二個余ってたはず。

皆が寝ている今がチャンス。そーっと廊下を歩き、ケトルで湯を沸かす。
俺はチリト〇トが一番好きで、買い置きをしている。
お湯が沸くのを待ちつつ、ぼんやりとする

…そういえば、彼らが来てから一週間か
怒涛過ぎる一週間だったけど、なんやかんや楽しかった。思ったよりも仲良くなれたしね
最初はどうなることかと思ったよね…首筋にナイフ突きつけられるし。ていうか、強盗だと思ってたしね？
なんか、気が付いたら一緒に住んでいるし。
すっかり絆されてしまった。こんなに仲良くなるつもりじゃなった。

俺は独りで生きていくって、家族に捨てられたときに…いや、捨てたときに決めたはずなのに。
なんでこんなににぎやかに暮らしているんだ。
俺にはこんなの似合わない。ひとりで、しずかに、暮らすのが俺の夢のはず。
…どうして

ピーッとケトルが鳴った。お湯が沸いたみたい、
まぁ、考え事はひとりになった時にしたら良い。みんながいるときは、楽しく暮らせば良い。
…少しくらい。幸せになる権利はある。

カップ麺にお湯を注ぎ、３分待つ。
俺…こういう待つっていう時間が好きなんだけどさ、この前ツイートしたら病んでるって言われたんだよね…そんなことない。と思いたい。

？？「A…何しとる…？なんか食べとんか？」

ふいに声を掛けられる。
特徴的な声。そーっと振り返ると、よだれを垂らしたロボロ。

「……ロボロ。どうかした？」

rbr「…いや、ええにおいがするなぁ、思て」

「………食べる？」

rbr「ええんか！？」

…食いつきすご。