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4話 ページ6

いつも通りの朝だったはずだ。

いつも通り、筋トレをして、じいが出かけるのを見送って、呪術の訓練をしに行った。

いつも通りだったんだよ。

マッシュが、訓練について来ていなかったこと以外は。

いつも引っ付いて離れないマッシュが、珍しくついてこなかった。

訓練も終わって、家に帰ったら、家が半壊してましたとか、
なにそれ冗談?

「おかえり、ハル。」

『ただいま。じい。マッシュ。』

何があったのか、ここにいるおじさん達は誰なのかとか、何で家が半壊してるのか、とか、聞きたいことはいっぱいあるけど。

『2人とも、無事?』

「大丈夫。」

「マッシュのおかげで、このとおり無事じゃよ。」

「あ、でも魔法の学校?通うことn」

『は!?!?どーいうこと!?』

信じられないという顔でじいを見ると、じいは困った顔をして、頷いた。

『魔法も使えないのに、なんで』

「2人に安心して暮らしてもらうために」

いやどーいうことよ。

「かくかくしかじかで、マッシュがイーストン魔法学校に通うことになったんじゃ」

開いた口が塞がらないとはこんなことか。

まさか、私が居ないうちに街へ行くなんて…

『マッシュが行くなら、私も行く』

「え」

「だめじゃ。ハルも魔法が使えないのじゃから、危なすぎる」

『絶対に行くから』

真剣な目でじいを見ると、じいはため息をついて、仕方がないとでも言うような顔で言った。

「こうなったらハルは折れんな。仕方ない。イーストンへの入学を許そう」

「でもじいちゃn」

『やった!!ありがとうじい!』

マッシュがいらないこと言う前に言葉を被せる。

ズーンってしながら、すごい力で私の手を握ってくる。
……ごめんじゃん。

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モーリー(プロフ) - Mさん» ありがとうございます!勉強大変ですけど、お互い頑張りましょう!💪 (4月2日 19時) (レス) id: 0d623bc3a2 (このIDを非表示/違反報告)
M - 勉強の合間に見させていただいてます。最新話、ありがとうございます! (4月2日 11時) (レス) @page17 id: 25080f638b (このIDを非表示/違反報告)
モーリー(プロフ) - MR サナリアさん» こちらこそご質問ありがとうございます!! (4月1日 0時) (レス) @page11 id: 0d623bc3a2 (このIDを非表示/違反報告)
MR サナリア(プロフ) - おぉ〜なるほど! ありがとうございます!! (3月31日 22時) (レス) id: bd9c6547a2 (このIDを非表示/違反報告)
モーリー(プロフ) - MR サナリアさん» 作者は、呪いは呪いでしか払えないと言ったように、術式も術式でしか対抗できないと、勝手に解釈してるので、術式は魔法を防げるのに対し、魔法は術式を防げない、と考えてます。なので、この小説内では、魔法よりも術式の方が有利です。 (3月31日 22時) (レス) id: 0d623bc3a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モーリー | 作成日時:2024年3月29日 0時

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