花弁が5枚 ページ6
翌日、昼休み
結局昨日は一睡もしてないよ
おかけで授業全部寝たよ
一般人賢すぎる
私には何を言っているのかさっぱり分かんなかった
『ふぁ〜あ
眠すぎ』
構内にある自販機で飲み物を買う
「あ」
ふいに頭上から声がかかる
「昨日の」
『ン？………あ、昨日の』
ばったり目が合っちゃった男子生徒
「マジでここの生徒なんスね」
『そんな怪しい？私』
そう聞くも無視され、彼も自販機で飲み物を買う
おおう二本指で押すんか………ぐんぐんグルト？
そのタッパでこれ以上何をぐんぐんさせる気なんだい君は
「何年ッスか」
『2年です』
「あ、先輩ッスね」
マジかこの巨人後輩か
いやでも伏黒もこのくらいか？
「あの」
『ん？』
高専の後輩と目の前のこいつが心做しか似てるなと思っていると話しかけられた
「昨日、なんて言いかけたんすか」
『え？昨日？』
………思い当たる節がない
なんか言いかけたか？
「や、あのほら、会った時になんか言わなかったすか」
『…………………スマン思い出せない』
相変わらず何考えているか分からん顔で見つめてくるなコイツ
『まーでも、その可愛い寝癖は新しいヘアスタイルなん？』
「……？」
ここだよ、と自身の頭で場所を教えるが鏡のように彼自身の頭を触るだけだった
『こっちだ馬鹿』
ケラケラと思わず笑いながら彼の頭を触る
「あ」
彼は小さく呟いて照れくさそうに寝癖を抑えた
『ふは、さては君も授業中寝てたな』
「……？！な、なんで分かるんスか」
ちょっと驚いたようにそして慌てたようにそう聞いた
『私も寝てたからね！！』
親指を立てて言った
「じゃあ、一緒ッスね」
少し柔らかい顔で彼はそう言った
「俺、一年の影山飛雄ッス
エット、さ、櫻井先輩？」
『それジャ●ーズ』
「あ、スンマセン」
『桜樹だよ、桜樹A』
影山はそう聞き、小さく桜樹先輩、と呟いた
『じゃ、私はこれで
午後の授業は寝るなよ』
特に話すことも無いのでその場を立ち去ろうとした
「あの、桜樹先輩」
影山が呼び止めた
「俺、バレーボールやってます」
『へーそーなん
だからそんな背が高いんだね』
「ウッス、アザッス」
では、そう言って影山は立ち去っていった
え、だから何？
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霜天(プロフ) - リムル=テンペストさん» 書いた当時はまだ名称変わってなかったので…今では結構グレーゾーンな名前かもしれなくてちょっとビビってますw (4月10日 17時) (
レス) id: 8077fe3d9d (このIDを非表示/違反報告)
リムル=テンペスト - ジャ●ーズwwww (4月9日 16時) (レス) @page6 id: 93fa3720ae (このIDを非表示/違反報告)
霜天(プロフ) - 日和さん» コメントありがとうございます！お話の更新は内容ごとに一気更新なのでその時までお待ちください！お話呼んでくれてありがとうございます！ (3月25日 15時) (レス) id: 8077fe3d9d (このIDを非表示/違反報告)
日和(プロフ) - また更新あるかな？楽しみにお待ちしてます！！！ (3月24日 16時) (レス) @page16 id: 382be6b823 (このIDを非表示/違反報告)
霜天(プロフ) - サラミさん» わー！ありがとうございます！ (2022年11月6日 13時) (レス) id: c24311492d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霜天 | 作成日時：2022年8月28日 22時
