触れたら散りゆく花こそ【ハイキュー！！×呪術廻戦】【クロスオーバー】

花弁が4枚 ページ5

どう考えたってあの男子生徒たちは非術師だろう
なのにあの違和感

言ってしまえば呪力に近いあの感じ



『…………まァー、アイツらが何かしらに関わってんのは分かったわ』



どうやら厄介くじを引いたっぽいなこれ








彼らが部活を終えるのを見届け、体育館に向かう



『ありゃ、鍵かかってるや』


どの扉も窓も鍵がかかっていて開けることは出来なかった



『んえええぇ、絶対ココに呪物あるじゃん
おかしいもんこの雰囲気さー』


彼らが居なくなってもなおその違和感は居続けた



『……しゃーないからここ周辺探索しとくかぁ』



はぁ、とため息を付いて体育館から離れる


少し歩くと校舎とはちがう建物が見えた



『………なんだここ？』


近寄ると扉の一つ一つに部活名が書かれていた



『ああ、部室か』


野球部や卓球部など部活の名前が書いてあるのを見ながら一つ一つ見ていく


『………排球部』


ピタ、と歩みを止めて呟く



この部屋から同じ違和感が強く感じられた



『ここにあるな』



扉のドアノブに手をかける


扉は当たり前に鍵がかかっていた



『……チッ』


扉はガチャガチャと言うだけで開きはしない

この扉を壊してしまえば呪物は回収出来るだろうが……
騒動を起こす訳にはいかない


『どうしたものか』


目的の物を目の前にして項垂れるしかないのか





どうにかできないかと悩んでいた矢先、電話がなった



『はい、桜樹です』


「“もしもし、補助監督の梅田です。桜樹さんに任務があります
烏野高校の校門に車を停めてありますので来てください”」


しまった、もうそんな時間か



『わかりました。今向かいます』



全く、人手不足が深刻すぎるよ呪術師界隈



『明日も朝早いんだから勘弁してくれぇ』



呪術師はクソだ！！！

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