殺し屋さんと少女 (ページ6)

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4日目ページ6

Aside.

あれから私は文字を書けるようになり無事学校に行けるようになった。友達もできて充実した学校生活を送っている。先生には手紙を送ってやり取りをしている。先生は今何をしているだろうか

手紙には何気ない世間話や学校であったことを主に書いている。また先生に会いたいなあなんて思っていたある日いつもと違う便箋で手紙が届いた。知らない住所からだった。

「なんだろ…？」

知らない送り主からの手紙を読んだ私はショックを受けた。手紙の内容は先生が先日持病で亡くなったという知らせの手紙だった。
私は涙が止まらなかった。なんで、なんで先生は持病があることを教えてくれなかったの？その疑問が頭の中に巡っていた

手紙が送られて1週間後先生のお葬式がひっそりと行われていた。先生の友人と私だけど小規模なお葬式。お葬式中私は何も考えられなかった

お葬式が終わり帰ろうとした時に一人の男性に声をかけられた。男性はロヴと名乗った

「あの…何か御用でしょうか」

ロヴ「止めてしまって申し訳ない。私はロヴという。君が先生と読んでいた人間の知り合いだ。まあ葬式にいたからわかると思うが」

「先生の知り合いの方が私になにか御用でしょうか」

ロヴ「用があるから君に声をかけたのだ。実は彼からある手紙を預かっているのだ」

「手紙…？」

ロヴ「ああ。受け取ってくれるかい？」

「…はい」

ロヴ「ありがとう。では私は失礼するよ」

そう言ってロヴという男性は葬式場を後にした。1人残った私は先生からの手紙を読み始めた