今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:689 hit
小｜中｜大
3日目 ページ5
先生side.
その時は突然きたのだ。
「先生…私学校に行きたい」
一瞬何のことか分からなかったけどすぐに理解した。
先生「どうしたんだい急に」
「私ね、ずっと考えてたの。いっつも先生にお世話になってばっかりだから恩返ししたいなって。ずっと、ずーーーーーっと考えてたの」
先生「うん」
「それでね、私街に行った時に学校を見かけたのそれでこれだ！って思ったの」
先生「つまり…学校に行って恩返ししたいのかい？」
「か、簡単に言えばそうかな」
先生「？」
「えっとね、私いい学校に行っていいところに働いて先生に恩返ししたいの。ダメ…かな？」
そうか。この子はこんなにまで私のことを……
先生「よくわかったよ。私のことを思ってくれてありがとう。私は嬉しいよ」
「じゃあ…」
先生「行っていいよ」
「やった！」
先生「ただし。ちゃんと文字を書けるようになったらね」
「はーーーーい！」
随分と大きくなったものだな。あんなに小さかったのに。もう恩返しなどと考えるようになったのか。早いものだな。
Aが私とは違う人生を歩む。それが私にとって何よりの恩返しだよ。本当にありがとう
Aが学校で幸せになりますように
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：悠華 | 作成日時：2017年9月25日 20時
