アーヤは『皇太子』で『呪術師』！？ 2

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結果的にいうと幽閉生活は最悪だった。


ここの管理は蘇芳に任せられたからだ。


食事は1日2回朝と夜に硬いパンと不味いスープだけ。


やる事もないので部屋にある本を何度も読んでいる。


呪術を使えば逃げれるが、ここには1時間に1度見回りが
やってくる。つまり逃げれないのだ。


私はどんどん痩せ細ってしまった。


今ではベッドからも出られない。
動く気力を失ってしまった。



義弟本人が
私たちは話した事もなければ会った事すらないのだと、
話してくれれば少しは調査してくれるかもしれない。


しかし彼はまだ起きる気配もない為
そんな事は起きない。


事情を話してくれるかどうかは放っておいて、
まずは彼が起きてくれないとな。


彼が起きれば…


…彼が起きれば…？


…！そうだ！私が反転術式を使えば治せるのではないか！
私の術は毒にも通用するし…


いける。これなら冤罪を証明できる。


ただ問題はいつ義弟の部屋に行くかだ。


さすがに今日は行かないが。


そして、いつも見回りに来るのは何分か決まっておらず、
突然来てはそこから大体1時間周期でやってくる。


ならば布団の下に何か詰めて、
私が寝ているというふうに偽装でもしておくか。


ただ目を覚ましても事情を話してくれるか分からない。

だから真実を書いた紙を手に握らせておこう。
そして起きたらこれをそのまま読んでもらう。

これで作戦は完璧だ。


しかし、今の私の状態で呪術を使えばしばらく
寝込んでしまうかもな。


だがそんなもの自由になれるのに比べたら
どうって事もない。


実行日はそうだな…来週にしておこう。


それまで少し呪力のコントロールの練習をしていよう。

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やっと更新始められました〜
また読んでくれると嬉しいです♪

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