アーヤは『皇太子』で『呪術師』！？ 2

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『えっと、まずこちらの私の父が……天皇陛下…だ』

「「「………は？」」」

「いやいやいや、テレビで映っているのは
　少し老けてるっていうか、おじいさんじゃん」

「そうよ、こんな若くてイケメンじゃ無いわ」

『若…イケメン？』

「おい、釘崎」

「だってそうじゃ無いの」

『えっと、テレビに映っているあの人は
　代々天皇の影武者をしている一族の人だな』

「そうなの！？」

『でもちゃんとこちらで政務を行っているよ。
　身代わりと言ってはなんだが、
　皇族とは命を狙われやすいから』

「そ、そうだよな。皇族だもんな」

「そして、ここにいる我が娘が皇太子だ」

「「「こ、こ、皇太子！？」」」

『ちょ、父上』

なぜ言ってしまったんだ…！

「表向きでは男子のみ皇位継承権を持てるが、
　本当は第一子が継ぐことになっている」

「そうか、じゃあ、華陽はいずれ国で
　一番偉い人になるって事か」

『まあ、そういう事だな』

「じゃあ、タメ口はダメなんじゃ、」

『それはいいんだ、だってお前たちは私の友人だろ』

「「かっ、華陽！」」
(この時、恵は無言で照れています)

『改めて身の上を知ってもらったわけだが、
　これからもよろしく頼むよ、みんな』

「「「ああ/もちのろん！/よろしく！」」」

そして同じ話を先輩にしたところ同じような
質問しかされなかった。

ここに宣言する。
私、五条華陽、呪術高専に復帰しました！

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…あれ？恵の口数が少なすぎる…？

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