第五章 ページ20
そして翌日。
早速私は元の部屋に戻ってきた。
ずっと塔の部屋で過ごしていたせいか、
この豪華な部屋にどうにも慣れそうにない。
そして、私には今何よりも優先するべきことがある。
そう、それは…呪術高専に行く事!
やはり、会えずにいたから、会いたくもなってくる。
私は部屋を出て、父の部屋へ向かう。
コンコン
『失礼します』
「どうした」
『久しぶりに呪術高専へ行こうと思いまして。
外出許可を貰いにきました』
「そうか、良いだろう。
ただ…私もついていく」
『ありがとうござ………え?父上もですか?』
「ああ、華陽は五条悟に世話になったようだからな。
私も礼がしたい」
『そうですか。では、行きましょうか』
「表に車を回そう」
『ありがとうございます』
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そしてあっという間に高専に着いた。
ふむ、そういえば今は授業中かもな。
では学長のとこへでも行くか。
『父上。おそらく今は授業中です。
学長の元へ行き、待機しましょう』
「ああ」
……………
コンコン
『お久しぶりです。
五条華陽です。入ってもよろしいでしょうか』
「ぇ?五条?五条だって?
か、華陽?なぜ五条と名乗るんだ」
『本名を晒すわけにも行かなかったので』
宵乃宮の名を明かし、
バレてしまう可能性を少しでも避けたかったのだ。
「入れ」
ガチャリ
『失礼します』
「久しぶりだな。五条」
『ええ。お久しぶりです』
「…ところでだが。その隣にいる男は?」
『あぁ、この度は父を連れて参りました』
「何と、父君だったか。
しかし、悟からは喧嘩中ときいていたが」
『お恥ずかしながら、そうでしたが、
つい最近和解いたしまして』
「そうか、なら良かった。
…今日は悟たちに会いにきたのだろう?
まもなく終了のチャイムがなる。
もう少しこの部屋で待っていると良い」
『ありがとうございます』
そして、私は兄さんと悠仁達、先輩達の反応がどうなのか
想像しながら、ワクワクしていたのだった。
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父の心情
(くそ、五条悟め!
華陽に兄と呼ばせるだけでなく、
五条と名乗らさせるなんて!!!
華陽がこんなにもよそよそしいのは、私のせいなのだが
どうにも気に食わない!)
どんどん華陽への愛が大きくなっていく父、柳月であった
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ぽんぽこ(プロフ) - 諸星さん» ありがとうございます!頑張って更新続けます!👍🏻 (1月11日 21時) (レス) id: 47384d5418 (このIDを非表示/違反報告)
諸星 - この作品めっちゃ面白い🤣次回も楽しみに待ってるよ!更新頑張れ!!! (1月11日 6時) (レス) @page29 id: a6b1297b7c (このIDを非表示/違反報告)
ぽんぽこ(プロフ) - 兼元彩花さん» そう言ってくれて嬉しいです!夏休み更新がんばるんで待っててくださぁい!!🫶🏻 (7月22日 13時) (レス) id: 47384d5418 (このIDを非表示/違反報告)
兼元彩花(プロフ) - この作品大好きです!次回も待っています! (7月22日 10時) (レス) @page18 id: baeefd3eb7 (このIDを非表示/違反報告)
ぽんぽこ(プロフ) - きずなさん» ほんと!?…もう好き、らぶ🫶🏻頑張るね! (7月15日 22時) (レス) id: 47384d5418 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽんぽこ | 作成日時:2023年2月21日 22時