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_幕間、2話 ページ9

※若干ピンク要素注意

『……相変わらず、不味い紅茶ね』

湯気の立つ紅茶を、1口
飲んでから眉を顰める

「これは手厳しい!いやはや、何度入れても上手くならんもんじゃのう……」

『もういいわ、貴方にそんなこと期待していません。……紅茶は別の人に入れさせればいいじゃない』

「儂以外の手にかかったものを口に入れて欲しくない」

『まぁ、気持ちの悪いこと言うのね。どうでもいいけれど、私、貴方のものにはならないわ』

「そうだろうな。……残念だ」

わざわざ着込んできたコートとストールをソファの背もたれに脱ぎ捨てる

相手も同じように、ルーティン化してしまった行動で部屋に鍵を掛け、ベッドへ腰かけた


『……あのね。私、やっぱり寂しいのかも』

「ほう?」


『探偵社の皆は、過去を飲み込んで、それでも前に進んでいるわ。……こんなに、遠い過去に囚われているのは私だけで』

「お前だけではない、儂が、」

口を挟んできた彼を制す

『貴方は、誰よりも未来を見ている人でしょう』

……そう、同じ地獄を見て、同じ結論に至ったものの
その過程で失ったものが、私にとってはあまりに重すぎた

『……でも』

『…………それでも、1人は、寂しいのです』

おねがい、そばにいて、と
……俯いたまま

社長や乱歩さんにはこんなことできないし、しない
彼の部下や、マフィアであれど同じだ

「……………………はぁ」

長い沈黙、後のため息

「……今日も酷くするぞ」

『えぇ。……ちゃんと苦しくしてください』















……そういう時に、首を絞めるのは彼の悪い癖だと思う
後になって気づいた首の赤い痕に、私は朝の貴重な1時間をたっぷりと浪費してしまうほど悩まされたのだから

今度あったら、文句のひとつでも言ってやろう
でも……記憶が曖昧だ

絞めてくれと懇願したのは、私だったような気もする
でも、途中で泣いてもやめてくれないのは、些か……いや待て、それも私が懇願したような気も……

とにも、かくにも
苦しいさを紛らわすための逃避行動に過ぎないのだ


社長にも、乱歩さんにも言えないな
後ろめたさに吐き気を覚えながら、彼の腕の中で眠った

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メイデーア - ゆ、夢花……おま、夢主様のこと好きなレズなんか?まあいいんやけどな??まぁっさか、復讐の相手がよさーさんとはねー。立原春蝉様が神すぎて泣きますわ。つか優しすぎんぁ優しすぎん?幸せに生きてほしいってよお……もう結婚したい男No. 1だぜ、あんたはよぉ…… (4月22日 15時) (レス) @page23 id: 8fc649d94d (このIDを非表示/違反報告)
唯月(プロフ) - 更新ファイトー (2月3日 18時) (レス) @page23 id: e29621fb11 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたろー!(プロフ) - 国木田さん!!!肩に鋏って!!おま、!良すぎてやばい!! (2月1日 0時) (レス) id: 09168e2c17 (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺 - 百合いいねぇ❤ (1月30日 8時) (レス) @page22 id: b34111cf4c (このIDを非表示/違反報告)
ゆいたろー!(プロフ) - 国木田さん。!!!結婚してくださいッ!! (1月25日 22時) (レス) @page21 id: 09168e2c17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:riizumi7 | 作成日時:2024年1月14日 23時

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