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「今日は、これ、取りましょう」
手錠と足枷を指さして言った
『うん…?』
「今日はたくさん動くと思うので…」
カチャカチャと音をたてて外れていく
『まふくん、』
今度はわたしから。
「どうしました?……っ!」
自分からまふくんの首に腕を回して、唇を塞いだ。
少しの間だったけど
とても恥ずかしかった。
「ふふっ
今日はいつになく積極的ですね…?
いいですよ。僕も積極的になります」
また、口を塞がれて
まふくんの舌がわたしの口内で動き回る。
わたしの舌と絡めようとしたり
歯の羅列をなぞってみたり
生ぬるい感触にはまだ慣れない。
「今日は、いいですよね?」
『え……?』
「ううん、やっぱり止められそうにないです」
まふくんの口は下へと這っていく。
『…んんッ、ひゃっふぁッッッ』
いつもより、ずっと敏感に感じている。
でも、それも嬉しくて
『まふく…ッ!んんゃ、…ん、』
君の名前を呼びながら
快感へと落ちていく。
「…いいですか?」
『うん』
優しく
激しく
まふくんはわたしの中へ入ってきた。
何回かやっはことはあったけど
こんなに感じるのは
ハジメテ
『んんぅっ……ッ、んやぁ……!』
薄暗い部屋には、
2人の息遣いと、肌が重なる音が響いた。
その体も
その顔も
その声も
その性格も
ギター弾けるとことか
歌がうまいとことか
嫉妬深いとことか
あげたらきりがないほど
全部全部
わたしのもの。
もう、君無しでは生きていけない。
君の愛は可笑しいと、狂ってると思ってた
けど、
今は君の愛が欲しくて欲しくてたまらない
今日も、
わたしだけを愛してください。
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nono - 完結おめでとうございます!!とても良かったです!!お疲れ様でした! (2016年9月24日 23時) (レス) id: b2c045ca20 (このIDを非表示/違反報告)
空芽(プロフ) - 小説読ませてもらっていました!!内容がしっかりしていて読みやすく、とても良かったです!この小説のそらるさんバージョンをリクエストしても良いですか?長文失礼しました! (2016年9月22日 22時) (レス) id: e3936cfd7d (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - おおーー!面白いですね!頑張ってください! (2016年8月28日 1時) (レス) id: 6c50a9e769 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りと | 作成日時:2016年8月27日 14時