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『え…っ、いちにち?』





「そうです。いちにちです



僕は、今日から丁度いちにちこの部屋に来ません。
きっと、僕も君もいちにち会えなくて、すごく寂しいと思うし、愛おしいと思うでしょう。








だから、いちにちたって会えたときの幸せは大きくないですか?
ずっとやってみたいと思っていたんですよ」









いちにち会えないと、会えたときの幸せは大きい…





『やだよ、わたし今みたいでいい!
ずっと一緒に居たいよ


…まふくんはいやなの?』








それでも、いちにち会えないことの抵抗は大きくて







「ふふっ、君はもう僕無しじゃ生きていけませんね


でもこれは、Aのことを知るためにやるんですよ?」






『わたしの、こと…?』









「はい。

Aが今の時点でどれくらい僕のことを愛してるのか
どれくらい僕に染め上げられて、僕無しじゃ生きていけないのか




…知りたいです。」









そんなにまふくんはわたしのことを考えてくれているのだと思ったら、








『うん、いいよ。




いちにちだけね。いちにちだけだから、我慢する』





「有難うございます」






そう言われると、唇に触れるか触れないかくらいの軽いキスを落とされる。









『いちにちだけだよ?いちにち終わったら、すぐに来てね?
いちにちたったら、たくさんちゅーしてね
はぐしてね




わたし、いちにちだけ我慢するから』






涙が零れそうな目を、
一生懸命瞬きをして涙が零れないようにして






「たくさん、たくさん愛してあげます。僕だけのA






じゃあまた明日ね」








最後、部屋を出る直前に
まふくんはわたしの額にキスをしていった。









キスされた額は熱くほんのりと熱を帯びていた。


















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nono - 完結おめでとうございます!!とても良かったです!!お疲れ様でした! (2016年9月24日 23時) (レス) id: b2c045ca20 (このIDを非表示/違反報告)
空芽(プロフ) - 小説読ませてもらっていました!!内容がしっかりしていて読みやすく、とても良かったです!この小説のそらるさんバージョンをリクエストしても良いですか?長文失礼しました! (2016年9月22日 22時) (レス) id: e3936cfd7d (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - おおーー!面白いですね!頑張ってください! (2016年8月28日 1時) (レス) id: 6c50a9e769 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りと | 作成日時:2016年8月27日 14時

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