見える明日は (ページ7)

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＿＿in ICU

side:A

苦しい

そう思って顔に力を入れると、知らない人の声が私に飛んできた

？？「Aちゃん、分かるかなー？」

声が遠い、だれ………

？？「Aちゃん、声聞こえたら、左手握れるかな？」

そう言われ私は手を握り返した

固く瞑った目を開けると目に入るのは2人の男の人と白い天井、

聞こえてくるのは
ピッピッ
と規則正しく鳴る音

その2つから私は今病院にいるんだと分かった

？？「今喉の管抜くからね」

そう言われ、喉に入っていた長い管を抜かれたが、その感触が気持ち悪く、外された後は喉の痛みと息苦しさもあって、ドラマでよく見る酸素マスクというものを付けられた

ふと横を見ると、白衣のポケットに着いたネームには

脳外科目黒蓮
脳外科村上真都ラウール

と言う文字が目に入った

目黒「親御さんに連絡入れて、すぐに話したい」

ラウール「分かりました」

目黒「苦しいね、少し休んでていいよ」

特徴的な髪形の目黒先生という人にそう言われ、疲れていた私はまたすぐに眠りについた。