身体の弱いヨナの姉２【暁のヨナ】 (ページ44)

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ジ｢A､A!!｣
(潮が満ちてきているここから落ちたら助からない!!)

ジェハは龍の足を使いAがいた木の場所まで行った

ジ(いない､なんてことだこんな近くにいて助けられないなんて､あんなにか弱い少女を)

海にはいるために少し服を脱ぎかけた時

貴｢...ハ...ジェハ...｣

ジェハは下から声が聞こえてき下をむいたら
木の根にしがみついているAを見つけた

ジ｢Aちゃん!｣

貴｢く...｣

ジ｢大丈夫か!?今助ける｣

貴｢だめ...っここで手を借りたら..船長との約束が..っ｣

ジ｢君って子は...！｣

ジェハは前を海の方を向くと次の波が来ていた

ドオン! ザザザザザーン

ジェハはAを腕の中に抱きしめ助けた

貴｢ジェハ...｣

ジ｢全くすごい子だよAちゃんは､
この僕をここまでハラハラさせるんだからね｣

貴｢結局..助けられちゃった｣

ジ｢見損なわないでほしいな､僕は本来
女性は真綿でくるむように大事にする主義なんだ｣

貴｢──ふっ｣ｸｽｸｽ

ジ｢..何笑ってんだい｣

貴｢この海に飛び込んでまで助けようとしてくれたのねありがとう｣ﾆｺｯ

ジ｢..ギガン船長には内緒だ｣

貴｢えっでも｣

ジ｢それ｣

ジェハは千樹草の入った袋を見た

ジ｢その千樹草は君が自分の力で手に入れ守った
だから船長との約束は果たされたんだ
僕が今やった事はおまけ船長に言う必要はない｣

貴｢...まだ果たせてないわ､これを持って皆の元へ帰らないとね｣

―――――――――――――――
ヒョオオオオオ

ユ｢ねぇ..こんな所に生えてるの千樹草...｣

ギ｢言ったろ絶壁だって｣

ユ｢絶壁すぎでしょ!!無茶だよ!海は荒れてるし
Aなんか風に飛ばされちゃうよ!｣

キ｢私が降りてお助けする｣

ギ｢お待ち､Aはあの小娘を信用されるために
この仕事を引き受けたんだよ
お前らはAの覚悟を踏みにじる気かい｣

キ｢しかし何かあったら｣

ユ｢Aは女の子なんだよ!?｣

ユンの言葉にギガンは睨みつけながら言った

ギ｢女だって闘わなきゃならない時があるんだ
ナメんじゃないよ｣

ユ｢....(汗)｣

キ｢ハクそなたは良いのか?｣

ハクは無視し睨みつけるように絶壁を見ていた

キ｢ハク!｣

ユ｢A...｣

シンアはユンの肩をトントンと叩き指を指した

ユ｢ん?､ん───っ?｣

ユンはシンアが指を指した方を見ていると

ユ｢あっA！！｣