大切な君を守りたい

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蜜柑side


岬｢…確かにあいつは一見変態で誤解も受けやすいが、鳴海は悪い奴じゃないよ｣


奴を庇うのはすごく不本意だが…

って小声で言いながら岬先生は鳴海先生のことを話してくれた


岬｢おそらく、君の話を聞く限り棗を庇ってそういう行動に出たんじゃないかと思う

棗は騒ぎ･脱走の常習犯で、もしあの場で罰も受けず、失神もせず、ただ捕まっていたら上に引き渡された後これよりもっと重い罰則を受ける事になったハズだ｣


…確かに、この子罰則面つけてるもんな…


岬｢興奮した棗の事だ
そばにいる君に危害を与えかねないなら、きつく接するのもやむを得ないだろう｣


無効化でアリスコントロール出来るから全然太刀打ちできるんですけど…

まぁここで言うことではないか


蜜柑｢じゃあ、鳴海先生は悪い人じゃないんですよね！？｣

岬｢あぁ｣


一安心だ…

あ、ついでにひとつ聞いとこ


蜜柑｢岬先生と鳴海先生って仲良さそうやけど、昔からの仲かなんかなんですか？？｣


岬｢あいつと仲良いってことは一切ない！！一切だ！！！
ただの学生時代からの腐れ縁だ！！｣


すごい勢いで否定してきた

学生時代からのってことはやっぱり鳴海先生は過去にでてきたあの人かあ…

だいぶ人変わったな…

何があったんやろ…

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