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五十の巻 ページ5

「ぐっ・・・ぐあぁぁぁぁあああああああ!!!」



「チッ・・・サスケ!!」



「ふふふ・・・別に死んだってかまわないんじゃないのかしら?だって、貴方には「・・・黙れ」



「俺はもう二度とあの術は使わないって決めたんでね」



「どうかしら?あの九尾のガキもだけど、そこのサスケ君も放って置けば死ぬわよ」



「チィッ」



ここで派手に暴れれば、まず周りに被害が出る。そしてなにより・・・
こいつらに危険が及ぶ。そんな事はしたくない
すっと視線をそらしたその時。



「ッ!!」



「あはは、よそ見しちゃ駄目でしょ?」



何かが飛んできた。寸前でかわしたものの、勿論腹部を貫通。
何が貫いたかといえば、それは蛇。・・・気色悪い
太い木に片膝をついて何とか耐え、顔を上げると大蛇丸は消えかかっていた。
こんなところで!!


ぐっと力をこめて立ち上がり、刀に手をかけ切りかかる
まだ、まだ間に合う。



「あらあら・・・無理は禁物よ。その傷じゃ何も出来ないでしょう?」



大蛇丸がニヤリと口角を上げたのと同時に腹部が熱を帯び始めた。
・・・これは。



「毒・・・」



「そうよ、部下に作ってもらったの。しかも即効性、よくきくでしょ?

 化け物じみた・・・いや、化け物か。そのお前にも十分に効くような毒・・・

 もし、お前じゃない一般人に使ったら即死する。」



「ほざけっ・・・戯言抜かしてんじゃ、ねぇ」



「そろそろ効いてきたわね。体が動かないでしょ?」



「っ・・・」



正直に言おう。
本当にヤバイ。全く体が動かないというかたってるのすらきついんですけど
指先に力をこめるので精一杯なわけです((
ピンチ到来。どうするよ・・・。
このままいったら絶対殺されるか捕らえられる、かといって戦える奴はいない。
・・・どうする。



「ふふ、そんなに睨みつけなくてもいいわよ・・・貴方を殺そうなんて思ってないわ。

 しいて言うなら・・・そうね、また戦えるのを楽しみにしてるわ」



「ッ待てっ・・・!!」



ズブズブと木の中へと消えていく・・・取り逃がすわけには・・・!!
術を使おうと手を動かすも、全く手が動かないわけであって
意識あるのに体だけ地面に叩きつけられて。
あーあ・・・くっそ。しくじっちゃったな・・・まぁ、まずはこの毒をどうにかしないと・・・
とりあえず、久しぶりにでもやってみるか。



「我、神の命を授かりし者。神の命を受け汝に助けを。・・・いでよ、“ツクヨミ”」

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作者名:雪林檎 | 作成日時:2015年12月5日 18時

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