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六十四の巻 ページ20

上へ上がろうと、一歩を踏み出すと軽いめまいがした。
あらー、こりゃヤバイな。
チャクラの使いすぎかな、それとも、なんかの予兆か。



「A?大丈夫?」



「え?・・・ああ、うん。大丈夫」



「・・・はぁ、絶対大丈夫じゃないデショ」



グイッと担がれる感じがしたかと思ったら、視界が反転した。
え、ちょっとまって。
俺今何されたの?((



「ちょっ!!」



「頑張りすぎ、どうせ影分身でも出して護衛に付かせてるんでしょ」



「・・・。」



図星で何もいえませんでした((
確かに火影のとこには一人、影分身を置いてるけども((
だからって、姫抱きする必要あります?!←



「歩けるから!!下ろせ!!」



「下ろしたらAまた働くじゃん」



「いや、駄目なの?!」



「・・・あのさ、少しは自重してよね」



「はぁ?!」



俺が働くのそんなに駄目なの?!
なんでぇぇぇぇぇえええええええええええええええ!!
俺にヒナタちゃんの看病させてぇぇええええええええええええ!!!←



「A、顔色悪いし。最近、まともにご飯食べてないでしょ」



「いや、食べてますから」



「どーせ、せんべいとかカップ麺だけでしょ」



「そうですけど何か?」←←



「・・・はぁ、とりあえず。上に行くよ」



いや、とりあえずって何?!
カップ麺だけじゃ駄目だって?!
三分で出来るんだぞ!!手っ取り早いじゃないか!!
まぁ、いわれるままに上に運ばれたんだけどね←



「医務室行くよ」



「はぁ!?そこまでしなくても動けるわアホ!!」



「はいはい。どうせ、体は動かないんでしょ?」



「うっ・・・」



そうですよ。動きませんよ。
何でだろうね((
されるがままいわれるまま・・・ていうか恥ずかしい!!
なんで姫抱きなんだよ!別に、そのまま瞬身の術でよかったでしょ!?←
とか言ってる間についちゃったんだけど!!



「無茶しないでよね」



「してない」



「してるから」



「してないってっ?!」



急にツクヨミのチャクラが暴れ始めやがった。
くっそ、なんで今なんだよ
あーもう、召還しなきゃいけなくなるじゃんか!
つか、そろそろ呪文変えようかなー・・・



「ねー、呪文とかどうでもいいからさ。お前の傷見せろ」←←



「どんな脅し文句だよ」((

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作者名:雪林檎 | 作成日時:2015年12月5日 18時

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