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六十一の巻 カカシside ページ17

「・・・。」



えーどうも。先ほど勢い余ってAに抱きついてしまった俺です←
俺の左側にいるんだけどさ、とりあえず俺は合わせる顔がない((
なんか喋ることもないし・・・
あああああああああああああああ!!!←
なんて事したんだぁぁぁぁああああああああああああ!!!


落ち着け、落ち着くんだ俺。←
悶え死ぬにはまだ早い。この年になってもまだ告白すら出来てないのに((
・・・しかし。Aがあそこまで敵視するのは珍しい。
いつもはただ淡々と殺すのになぁ・・・。
ただ、感情を抑えてるからだろうけども、あそこまで普段はならない。
チラリと横目で盗み見るも、俯いてて黄色い髪しか見えないわけで



「「・・・」」



なんだよこの沈黙はあああああああああ!!!
こっちは赤面上等だよ!苦しいよ!!←
ああ、もう!!
・・・かわいすぎんでしょ。なにあの生物は!←
しかも、盗み見たのがばれたのかめっちゃこっち見てくるし!!



チラリともう一度視線を向けると、
髪の隙間から綺麗な青い瞳が見えて頬はすこし赤くなってるし
もう本当になんなの?!
かわいすぎでしょ?!←
・・・こうなったら仕方ない。俺が死ぬ前に声をかけよう。



「・・・A〜、さっきからちらちらこっち見てどうしたの?」



バッと顔を上げて、驚いたようにこっちを見ると、
焦ったように噛み噛みで答えてくれた



「は、はぁ?!べ、別になんでもないし!!」



「・・・ふぅん」



なんで俺はこんな回答しか出来ないんだよぉおおお!!
ピュアか、ピュアなのか!!なんなんだよ俺はぁぁぁぁああああ!


・・・でも、こんな返事前はしてくれなかったからなぁ
少しは、俺のこと意識してくれてんのかな。
昔から、ずっと想い続けてきた
憧れで、俺にはまぶしすぎて俺じゃあ全然つりあわないと思ってた。
だけど今は、つりあうくらいにはなれたと思ってる。
思い上がってるだけかもしれないけど、ずっと一緒にいたい
夢で終わるくらいの恋なんてしたくない




「A、あのさ」



「ん?」



「・・・試験が終わったらさ、ご飯でもいかない?」



「・・・プッハハッアハハッ!!何急にwww」



「いや、別に・・・」



「うん、行こう。ナルトとか、サクラとかサスケも。皆誘って」



「うん」



二人だけが良かったとかちょっと後悔もしたけど、
そんなわがままは心の奥にしまっておくべきだ。
・・・まだ、チャンスはあるって思っていいかな

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作者名:雪林檎 | 作成日時:2015年12月5日 18時

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