ホワイトモンスターへ告ぐ【ONE PEICE】 (ページ34)

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それから少したって、三人は帰って来た。本来ならラミが生まれてすぐ病院へ行く予定だったが、母さんの容態が思わしくなかったため、病院へ行くのはやめたのだ。

「ただいま」

「ラミ！！父さん！母さん！」

「おぉ、ロー！元気だったか！」

「うん！俺はラミの兄さまだから！」

「そうかそうか！」

玄関先で父さんに抱き上げられるロー。それを見守りながら、母さんの荷物を受け取った。

「お帰り、母さん」

「ただいま、A」

「ラミも、初めまして」

「あぅー」

俺が頬をつつくと、ラミはぷくぷくとまろい頬を開いて笑った。

「…かわい…」

「抱いてみる？」

「…いや、無理…可愛い」

「貴方段々ネイに似てきたわね」

呆れた顔をした母さん。そこが似てるって言われるのは非常に不服だ。でも、正直初めての妹はめちゃくちゃ可愛い。弟も可愛かったけど。…ラミは一体どんな子に育つだろうか。

「ほら、お兄ちゃんよ～」

母さんはそのまましゃがんで、ローにラミを見せてあげてた。ローも恐る恐るラミの手を握ってる。何あそこ、可愛い。

カシャッ

「……父さん」

「なんだ！！」

「それ、現像して一枚くれ」

何枚でもと物凄く良い笑顔とサムズアップで答えた父さんはそのあと母さんに思いっきり足を踏まれてた。