恋バナ・・・3 (ページ27)

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待っててくれる？ SJ ドンへ27 ページ27

- You side -

行っちゃった…

休暇がくればまた会える？

最後の最後までこれから私がどうすればいいのか言ってくれなかったドンへ…

私はあなたを信じて待ってればいいの？

それとも…

悶々としたままの三十路のバースデー。

その時、、、

ドアをノックする音。

そういえばドンへがプレゼントを用意してるみたいな事言ってたような…

A『はぁ～い。』

ドアを開けると花束を抱えた中年の女性が、、、

店員『中村Aさんですか？』

A『あっ、はい…』

店員『イ・ドンへさんからのお届けものです。』

その店員さんが抱えた花束は真っ赤なガーベラに中心のもの。

私とは正反対な花束に少しキョトンとしていると…

その店員さんが一言。

店員『ドンヘさんの気持ちを代弁したものかと…』そういいながらニッコリ。

ドンヘの気持ち？

その女性は考え込んでる私に笑顔で

店員『素敵なバースデェーを・・・』と言い残すと去って行った。

そしてその女性と入れ替わるように郵便局員さんが、、、

局員『中村Aさんですか？』

A『あっ、は、はい。』

すると一通の手紙を差し出した。

局員『速達です。では。』

それはドンヘからの手紙だった。

部屋にはいり花束をキッチンに置くと、少しドキドキしながら封筒にハサミをいれた。

中にはカードキーらしきものとドンヘからの手紙が…

『A、Happy Birthday。やっと追いついたと思ったらまた一つお姉さんだね。

今、俺はこの手紙を書きながら、この手紙を読んでるであろうAの誕生日に、きちんと手元に届きますようにと祈ってる。

俺の勘違いからこの1ヶ月あまり会えない日が続いてるけど・・・Aは元気にしてる？

俺は・・・全く元気が出ないよ。

Aから連絡がくるまでと変に意地をはってみたものの、やっぱりAの居ない生活は考えられないって、、、そう思い知らされた。

でも今、俺の傍にAはいない。

こうやって手紙を書いている今も思い出すだけで涙が出そうだよ。

Aは寂しくないのかな？俺と一緒じゃなくて・・・

Aと知り合って付き合うようになってから一度もAの本音を聞いたことがないような気がする。

それは俺と無理して付き合ってるから？

そう考えると俺は辛くてもAの手を離さないといけないのかな？ってそう思っています。

直接、こんなこと聞けそうになくて、手紙にしてしまった俺の弱さを許してほしい。』