恋バナ・・・3 (ページ26)

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待っててくれる？ SJ ドンへ26 ページ26

- You side -

ドンヘの腕の中で迎えた朝…

ゆっくりと視線を移せば、そこにはドンヘの寝顔。

この寝顔も、もう当分見れなくなるんだな・・・そう思うとやっぱり寂しさが増してくる。

大きな溜息を一つついたその時、ドンヘの瞳がゆっくりと開いた。

A『起こしちゃった？』

無理に明るく振る舞う私…

そんな私を見抜いているのか、腕を伸ばして私の頬を触るドンへ。

DH『無理に明るくしなくていいから…』

そういうと上半身だけ起こして触れるだけのキス。

A『私を甘やかさないで…行かないでってワガママ言っちゃいそう…』

するとクスッて笑ったドンへ。

DH『Aって、そんなに甘えん坊だったんだ。新しい発見ww』

優しい笑顔のドンへにまた泣きそうになる私。

すると、、、ふんわりと私を包み込んだドンへ。

DH『笑ってよ、A。今日、俺の誕生日なんだからさっ。』

そうだった。

色んなことがあり過ぎて、プレゼント一つも用意してない。

A『ドンへ…私、、、』

DH『いいよ、プレゼントなんて…

今、ここにAがいることが俺にとって最高のプレゼントだし…』

そういうと私をギュっと抱きしめる。

DH『それに…Aの誕生日に一緒に過ごせないから、あいこだよ。』

私が生まれて一年後にドンへが生まれた、そう私の誕生日は明日10月16日。

でもドンへの言葉はこれで終わらなかった。

- DH side -

DH『でも俺はちゃんとプレゼント…用意してるよ。』

A『えっ…』

そう俺はAへのプレゼントを用意していた。

これは俺にとっても一つの賭け。

明日、Aの家に届くはず。

A『用意？』

DH『明日、Aの家に届くから楽しみにしてて…』

こう言えば、Aは今日俺と離れた瞬間からずっと俺のことを考えてくれるよね？

俺の言葉に力なくうなづくA。

そんなAにもう一度キスをして、俺達は別れたんだ。

入隊のその瞬間、、、見送りに来てくれているファン達に笑顔であいさつ。

みんな涙してたけど…俺は意外にも清々しい気持ちだった。

愛する人ともちゃんとお別れができたし、俺のそばにはこんなにも支えて、応援して、そして待っていてくれるであろうE.L.Fがいるから…

DH『きっと笑顔で戻ってきます。
少しの間会えないけど…待っててくださいね。

行ってきま～す！』

そう言って笑顔で手を振ったんだ。

少しの間、会えないけど…みんなのことわすれず愛してるから…