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待っててくれる? SJ ドンへ21 ページ21

- You side -

A「元気がない…」

女性「兵役に行くから恋人と別れちゃったのかしら?でもたった2年よ。それぐらい待てないのかしら?私達ペンでも待ってるというのに…」

何気ないその女性の言葉に

A「そんな理由じゃないんじゃないですかね。」

女性「へっ?」

咄嗟に出てしまった言葉に自分自身びっくりしてしまう。

A「あっ、す、すみません。生意気な事言ってしまって…」

女性「いや、大丈夫よ。でもどうしてそう思うの?」

A「彼はアイドルでこの先の展開があるはずもなく、このまま彼に依存して生きて行っていいのかな?って思って別れたのかも…

まっ、恋人が一般の人だったらの話ですけどね…」

初めて会った人になんでこんな話してるんだろう?私…

女性「彼女の気持ちを代弁してるみたいね(笑)」

そう言われハッとする。

A「全くの部外者が、憶測だけでこんな事言ってすみません。」

女性「いいえ、でもあなたが言ってる事はちょっと違うような…

まっ、彼女の気持ちはわからないけど…

少なくともドンへはその人とはちゃんと将来のことを見据えてたんじゃないかな。

今までの恋愛とはちょっと違う気がしてたの。

顔つきがしっかりとしてて、私生活がきっと充実してるんだろうなって…

今現在、影ながら支えてくれてるであろう彼女といい関係をきずけてるんだろうなって…

きっと彼は戻ってきたら、その恋人と生きていくんだろうなって…

まぁ〜、あくまでオンマペンである私達の勝手な想像なんだけどね。」

その女性の言葉に不覚にも涙が零れ落ちた。

私の涙を見たその女性は深く詮索もせずに

女性「結局、みんなはドンへが幸せかどうかが問題なのよね。これって惚れた弱みかしら。」って、笑ってくれた。



- DH side -

ヒョクが入隊して1日が過ぎ、明日は俺も入隊する。

今日はメンバー揃って壮行会を開いてくれるみたいで…俺は会場に向かって車を走らせていた。

韓江に差し掛かった時、トゥギヒョンからメールが

『今、金浦到着。今から会いに行くからなっ…』

そういやヒョンとギュは日本での仕事だったんだよなっ。

その時、ふと浮かぶAの顔。

結局、Aとは会えず仕舞いだった。

あの後、部長さんからもあの時の事情を聞き、変な誤解をしてしまったことをかなり後悔した。

でも、あれ以来Aからもなにも連絡がないところを見ると、もうこんな俺に愛想尽かしたんだろうなっ。

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作者名:ミッキーママ | 作成日時:2015年10月9日 19時

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