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待っててくれる? SJ ドンへ16 ページ16

- You side -

現場に駆けつけるとスタッフ全体があたふたしている状態で…

こんな状態じゃらちが明かないと古株らしく、

A『みんな一旦、落ち着こうか! 頭の中、整理してもっ一回仕切り直し!!』

私の声にやっと冷静さを取り戻した若手スタッフ。

今までの私達もこうやって色んなアクシデントを乗り越えて少しずつ成長してきただから…


とりあえず、その場を丸く収めて、家路へ帰ろうとした時・・・部長から声をかけられる。

部長『A・・・ちょっと頼みがあるんだけど、いいか?』



- EH side -

いつになく落ち込んでいるドンヘ。

そのドンヘの口元にピザを持っていく。

EH『食えよ!腹減ってるから、そんなにテンション低いんだろっ?』

原因がそんな事じゃないのは知ってるけど、わざと気づかないふり。

DH『食欲ないよ・・・』

でも、今回はどうやら深刻みたい。

そりゃぁ〜、そうだよなっ(^_^;) 俺達には時間がない・・・

ドンヘの落ち込みも少しわかるような気がした。

そこで思い切って聞いてみる。

EH『お前さぁ〜、ヌナとはこの先どうするつもりなの?』

本題に入ると真剣な瞳のドンヘが

DH『まだ誰にも話してないけど・・・結婚したいと思ってる。』って…

EH『その気持ち・・・ヌナに話した?』

するとさっきまでの力強い眼差しが一瞬にしてウルウルに…

DH『まだ言えてない・・・っていうか、答えが怖くて言えない・・・』

EH『それってどういうこと?』

そういうとドンヘが胸の内を語り始めた。

DH『俺はいつも気持ちをストレートに表現してるつもり。

好き。愛してる。離したくない。

でもAからそんなストレートな気持ちを聞いた事がないんだ。

いつも俺の気持ちに応えるだけの受け身。

だからすごく不安になるんだ。

Aは本当に俺の事、、、好きなのかな?って…』

そう寂しそうに呟くドンへの横には色鮮やかなガーベラの花束が…

EH『これ、ヌナに?』

DH『あ〜、でも結局渡せなかったけど…』

あまりに落ち込むドンへを見てられなくて、

EH『今から届けに行こうよ、これ!』

DH『へっ?今から?』

痴話喧嘩の仲裁に友達がついて行くなんて、ちょっとカッコ悪いかもだけど…このままじゃ絶対よくない。

EH『次はいつ会えるの?それがわからないなら、日にちをあけない方がいいよ。

とりあえず仲直りだけでもしとかないと…』というと立ち上がる。

そんな俺に向かってドンへが呟いた。

DH『ありがとなっ。ヒョク…』

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作者名:ミッキーママ | 作成日時:2015年10月9日 19時

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