本当の私を愛してくれますか？第１章 (ページ8)

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一目ぼれ。　(人5)・(名前)side ページ8

その男の一言で一瞬、その場の空気が一瞬固まった気がした。

男性『チョン様、チョン様…』

そして突然入ってきた背の高い男性が私の本名を連呼する。さっきまで感動していた私が思いっきり現実に引き戻される。

ﾐｼﾞｮﾝ『あなたねぇ～、本名を何度も言うの、、、やめてくれる。』

すると一瞬で顔が赤くなったその男性・・・

男性『はっ、あっ(＞_＜) 申し訳ありません！』

そう言いながらうつむいた男性が私のツボにドンピシャリとはまってしまった。

よくよく顔を見ると、可愛らしい目なんかが、私のだぁ～い好きなユチョンにどことなく似ているような(*^_^*)

ふふっ(^^♪ 一気に日本での活動が楽しみになった私。

ﾐｼﾞｮﾝ『わかってくれたなら、もういいの。それより私、今日から一週間ほどお世話になるのでよろしくお願いします。』

この展開は？？
泣き止んだﾐｼﾞｮﾝさんの横顔をみたら、完全にハートになっているおめめ(^_^;)

もしかして、、、佐伯さんにはまっちゃった？

とりあえず、ﾐｼﾞｮﾝさんの部屋から一旦出てきた私達。
事務所に戻って、佐伯さんと詩織に状況を説明。

佐伯「あっ、あの女性はニューハーフなのか・・・」

詩織「そう、Aがいうまで全然気づかなかった。でも感情の起伏の激しい人だよね。大泣きしてたかと思えば、本名を呼ばれただけでプンプンしちゃうし…」
詩織が大きなため息。

A「多分、名前を聞きかれたらニューハーフってばれちゃうからじゃない？私達にはわからないけど、日本名で言えば「太郎さん」みたいなオーソドックスな男性の名前だったんじゃないかなっ(^_^;)」

という事は、、、私が2人にカミングアウトしちゃいけなかったって事かな？

詩織「うん、なんとなく納得。でもその前は大号泣してたわよねっ。あれはなんだったの？」
A「そうだねっ… それは私にもわからない。」
佐伯「まっ、でもお前が何かしでかしたわけじゃなさそうだから、いいんじゃないか。」
そういって苦笑いの佐伯さん。

A「でも、なんだか一つ大きな問題があるような気がするんですが・・・」
すると私の言葉に同じ反応を見せた詩織。

詩織「Aもそう思った？」
A「うん、間違いないと思う・・・(^_^;)」
私達2人の会話に佐伯さんがキョトン顔。そんな佐伯さんの顔を詩織としげしげと見つめる。

佐伯「な、な、なんだよ(ーー;)」

A「多分、、、ﾐｼﾞｮﾝさん、、、佐伯さんに一目ぼれしちゃったと思います。」