本当の私を愛してくれますか？第１章 (ページ22)

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凱旋帰国…　5人side ページ22

久しぶりのお里帰り!! このところ日本での生活にも慣れ、友達も少しずつできてきたけど…やっぱり祖国、韓国に比べたら過ごしやすさは雲泥の差。
JJ『なんか空気からして違う気がしない？ねっ、ユチョナ～!!』

調子がいい時は決まって「ユチョナ」を連発するヒョン。ほんとに分かりやすいねっ…
YC『ヒョン、でも今回のお里帰りはたったの一週間だよ。レコーディングとＣＭ撮影が終わったら、また日本(ーー;) もう少しこっちで仕事したいなぁ～』

またボヤキ始めたユチョン。僕は意外と日本の生活も好きだよ。韓国じゃ食べられないような美味しいものもたくさんあるし、日本の方が僕は素の自分が出せてる気がしてさっ…
JS『えっ、日本も楽しいじゃん！美味しいものがたっくさんあるし、日本のファンの人達ってすっごくマナーがいいから、僕は日本…好きだよ。』

のっけに出てくるのは食べ物の話ばかり。ヒョンは僕達とはちょっと観点が違うんだよねっ(-_-;)僕は、人見知りでなかなか友達もできないから、こっちにいる方が気が楽だなぁ～
キュヒョナやミノとも遊べるし…でも、
CM『ヒョン達、わかってますか？僕達はこちらに遊びに帰ってきたわけじゃなく～(ー_ー)!!』

YN『わかってるよ、チャンミン…でもやっぱり思い切りハングルでしゃべれるのは楽だよねっ。』
そういうと、みんな納得の顔…そうメンバーそれぞれが色んな思いを抱えているのはわかっていた。

韓国デビューを果たして、俺達の人気はあっという間に頂点へと上り詰めた。
その直後、急に決まった日本デビュー。
JJ『どうして日本？』
CM『マネージャー、いま日本へ行く理由は何ですか？』
YC『こっちでいいじゃん!!こっちで十分売れてるだし…』
JS『不安だよ。一体何人も人が僕達の事を知ってるの？』
YN『決定事項だから今更逆らえないんだろうけど…俺達が向こうで成功するのかなっ？』

するとマネージャーが一言…
ﾏﾈ『成功するのかな？のじゃなくて…成功する！って強く思う！そのために日本で準備してくれてる人たちがたくさんいるんだから…』
そういわれ何も言えなくなったあの日を思い出していた。
最初は、デパート遊園地の屋上や、ショッピングモールでの握手会、日本語がわからないままのバラエティー番組やお笑い番組。出演する度に
『俺達は大丈夫なのか？』って不安が付きまとっていた。

でもそんな日々も今はいい思い出。

今回の帰国は凱旋帰国…そう、俺達は成功者として今、ソウルへ帰ってきたのだった。