episode5 ☆ ページ6
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次の日、目が覚めたのは丁度6時が回った時だった。
私は、今日もさのせんせーと自習だー。と期待を胸に、お弁当の支度を始めた。
自分のお弁当に入りきらなかった具材は、別の容器に入れて持っていく。
そーすれば、ルカとエリカが食べてくれるからね。
私は朝ご飯を食べ、荷物を持ち家を出た。
しばらく歩いた所の交差点でルカとエリカが待ってくれていた。
『おまたせー。』
「おっはー、A。あ、そのリップ元カレに貰ったやつじゃね?」
『うん。元カレ、センスだけは良かったし、リップに罪はないからね。』
うちの高校は校則が緩く、メイクしていってもあまり怒られる事はない。
持ち物検査とかも偶にあるけど、私のカバンはメイクポーチと筆箱ぐらいしか入ってないから大丈夫。
「ねぇー、今日の一限って誰?」
「一限は、佐野センコーじゃね?」
しかも今日の一限はさのせんせーらしい。
今日はいい日だなぁ。なんて、少しルンルンで学校に向かった。
教室に入ると、クラスの中心的な男子達が、私の席に集まってきた。
「なあ、Aちゃん今日放課後暇?一緒にカラオケ行かない?」
『え、えっと、放課後は補習があるから…。』
ガチかー…。と何故か私より悔しそうな男子数名。
諦めて私の席から離れていくが、何故か一人だけ、まだ私に用があると言って、教室から少し離れた廊下に連れられた。
「なぁ、Aちゃん。今週の土曜日って用事ある?」
『こ、今週の土曜日?、、無かったと思うけど。』
「じゃあ、一緒に出掛けない?」
……、、なんか、新しいパターンだ。
いつもだったら、告白されて、断って終わるけど、、、どーしよう。
で、でも、出掛けるぐらいだったら良いかな…?と思い、返事をすると、また連絡するな。と連絡先を渡された。
すると、後ろから聞き覚えのある声がした。
「おーい。青春すんのは良いけど、ホームルーム始めるぞ?」
『…ッ。、、さ、さのせんせー…。』
よりによって、一番見られたく無い人に見られてしまった。
すいませーん。と私の肩を抱いて教室へと向かった。
あぁ……最悪…っ。今せんせーにはどんな風に映ってるんだろ。
仲良さそうなカップルに見えたのかなぁ。
ホントやだ…。
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I’m海月(プロフ) - ひと段落お疲れ様です!!真一郎くんの会話が尊くていつもニヤニヤしながら読ませて頂きました!!!続編が出たら即読みに飛びます! 改めまして完結?お疲れ様です! (2022年1月11日 23時) (レス) @page27 id: 248713b743 (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ - 真一郎くんの夢小説全然なくて、見つけて読んだらもうこの作品好き!!!ってなっちゃいました(笑)長く続くと嬉しいです☻ (2022年1月10日 21時) (レス) @page24 id: a0b25f4947 (このIDを非表示/違反報告)
I’m海月(プロフ) - 真一郎くん推しだから嬉しい!!あんまし真一郎くんの夢小説無かったからむちゃくちゃ好きです!!更新頑張って下さい!!!体調に気を付けて無理しないでください!! (2022年1月9日 23時) (レス) @page23 id: 248713b743 (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - 学園パロ!!!真一郎さん解釈一致すぎる!ワカさんはまじで美女。全米が認める美女。 (2022年1月5日 1時) (レス) @page11 id: 1c40c756d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:虹色花丸 | 作成日時:2021年12月30日 22時