episode12 ☆ ページ13
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私は、あのプリントを全て終わらせ、疲れ果てて寝てしまっていた。
起きたときにはさのせんせーのジャケットがかけられていた。
それと、会議に行ってくる。というメモも残してあった。
『せんせーかけてくれたんだ…。』
せんせーの優しさに顔が緩んでしまう。
しばらくすると、会議終わりのせんせーが帰ってきた。
「…あ、起きたか?」
『、、せんせー、これありがとう。』
「…あぁ、、おう。」
何故か少し顔を赤らめているせんせー。
なんでだろう…。
『じゃあ、せんせー。私そろそろ帰るね。』
「…え、いや。流石に暗いから送ってってやるよ。」
は?……送る?…、、せんせーが?
荷物取ってくるから、下で待ってろ。と言われ、大人しく補習室を出た。
下でさのせんせーを待っていると、
「あ、Aじゃん。何してんの?」
『…ワカくん。さのせんせーが送ってくれるって言うから待ってる。』
「ふーん。あの真ちゃんがねぇー。」
まぁ、がんばれよー。と言ってバイクで帰っていくワカくん。
教師なんだから、ヘルメットぐらい被った方が良いと思うけど…。
なんて思ってたら、荷物を持ったせんせーが来た。
「わりッ、待たせた。」
『、、全然、だいじょぶ…、です。』
「オマエん家、こっちだっけ?」
私がせんせーと、家までの道のりを帰っている時、しれっと道路側を歩いたりしてくれた。
帰り道、せんせーとは他愛もない会話をして家へと帰った。
「え…、、オマエ、一人暮らしなのか…?」
『…まぁ、お父さんとお母さんは仕事の都合で海外に行ってるから…。』
「女子高生が一人暮らしとか、物騒だな。気を付けろよ?」
なんて、二人でおしゃべりしていると、前から来た車が昨日の夜の雨の影響で出来た水溜りの上を走り抜けていった。
案の定、側に居たせんせーはずぶ濡れ。
私はせんせーのおかげで、殆ど濡れていない。
『あ、の、、せんせー、、だいじょーぶ、…じゃないですよね…。』
「…うん。でも、気にしなくて良いから。」
いや、そんな事言われても気になるし…。
それに、びしょ濡れのせんせーをそのまま帰すわけにはいかない。
『あ、あの、…ウチ来ます…?』
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I’m海月(プロフ) - ひと段落お疲れ様です!!真一郎くんの会話が尊くていつもニヤニヤしながら読ませて頂きました!!!続編が出たら即読みに飛びます! 改めまして完結?お疲れ様です! (2022年1月11日 23時) (レス) @page27 id: 248713b743 (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ - 真一郎くんの夢小説全然なくて、見つけて読んだらもうこの作品好き!!!ってなっちゃいました(笑)長く続くと嬉しいです☻ (2022年1月10日 21時) (レス) @page24 id: a0b25f4947 (このIDを非表示/違反報告)
I’m海月(プロフ) - 真一郎くん推しだから嬉しい!!あんまし真一郎くんの夢小説無かったからむちゃくちゃ好きです!!更新頑張って下さい!!!体調に気を付けて無理しないでください!! (2022年1月9日 23時) (レス) @page23 id: 248713b743 (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - 学園パロ!!!真一郎さん解釈一致すぎる!ワカさんはまじで美女。全米が認める美女。 (2022年1月5日 1時) (レス) @page11 id: 1c40c756d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:虹色花丸 | 作成日時:2021年12月30日 22時