Episode 14《過去編》 ページ15
Aside
今日はシンイチローが学校まで迎えに来てくれるから、鏡でいつもより念入りに確認した。
私は昨日言った通り、メイクはナチュラルなものに変えた。
それに少しでも可愛くなれるように、髪の毛もふわっと巻いてみた。
しばらくすると、いつもみたいに髪の毛を固めていないシンイチローが迎えに来てくれた。
「悪りぃ。待った……か？」
『今来た所だから大丈夫。』
私のいつもと違う雰囲気に驚くシンイチロー。
「な、なんか、今日いつもより可愛いな。」
可愛い？今、可愛いって言った？
『そ、そうかな。』
二人とも顔を赤く染めていた。
.
.
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お互いかなり気まずいまま、帰り道を歩いていると。
「黒龍総長じゃねえか！？しかもオンナ連れ！」
三人の不良のうち、二人が私の腕を押さえてきた。
そして空いている片方の手で、私の太ももを撫で回してくる。
『やっ、やだっ！離してっ！』
「A！？」
私に気を取られてしまったシンイチローは、もう一人の不良に殴り飛ばされてしまう。
『シンイチロー！』
もう喧嘩はしないと決めていた。
でも、好きな人が目の前で怪我してるのを見たら、自然と不良を蹴り飛ばしていた。
最後の一人にも同じように蹴りを入れ、シンイチローの元へ駆け寄り、そっと抱きしめた。
『いつも無茶ばっかりする。』
少し叱った口調の私に対して反論してくるシンイチロー。
「好きなオンナの為に体張らなくてどうすんだよ。」
『す、好きなオンナ…？』
あ、え、いや。違う、いや違わないけど。と必死なシンイチロー。
『私もシンイチローの事好きだよ。だから怪我してほしくないの。』
ごめん。と言いながら、シンイチローも私の事を抱きしめてくれる。
.
.
.
「怒ってる？A。」
『ちょっとだけ怒ってる。だから、ちゃんと好きって言ってくれたら許してあげる。』
少し躊躇していたシンイチローは覚悟を決めた。
「好きだA。オレの
『うん。私も大好き。』
私はシンイチローに触れるだけのキスを落とした。
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虹色花丸(プロフ) - 夏亜さん» 本当はワカ出そうか迷ったんですけど、喜んで頂けて嬉しいです！ (2021年9月19日 17時) (
レス) id: c044484834 (このIDを非表示/違反報告)
夏亜 - 若…好k((殴応援してます！ (2021年9月19日 16時) (レス) id: 2c15d2c266 (このIDを非表示/違反報告)
虹色花丸(プロフ) - りんごさん» ありがとうございます！これからもご愛読して頂けると嬉しいです！ (2021年9月19日 2時) (レス) id: c044484834 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - めっちゃ面白いです！応援しています！ (2021年9月19日 0時) (レス) id: 15d4b06566 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虹色花丸 | 作成日時：2021年9月18日 20時
