【3L募集企画】天使と悪魔と死後の学園【無限募集】

　「学園都市」について（7/1追記） ページ9

◯学園都市

学園の存在する空間に気まぐれに出現する都市……のようなもの。出現時には学園の敷地を囲う壁の一部が大きな校門に変化する。校門の傍らには数名の教師が門番として立っている。門番は出現期間中日替わり担当制。

決して広くは無い空間に、店や娯楽施設が立ち並ぶ。店や施設を管理する者の姿は全く見えないが、自動ドアではない扉が勝手に開いたり、勝手に商品を持ち出そうとすると物凄い力で掴みかかられて動けなくなったりと、不可視なだけで確かに存在はしているらしい。管理者および店や施設、品物諸々がどこから来るのかは一切分かっていない。

合計して1年間の約半分程度の期間現れている。出現・消失する時期はまちまち。例えば1ヶ月出現して3日間消失後、また1ヶ月中出現していたり、逆に3日間出現後1ヶ月消失したり……といった具合。

一応「半分学園内」ではあるため、不安定な存在の生徒らでも数時間外出する程度なら問題無い。授業後と休日のみ、許可を取った生徒は外出できる。ただ念のため入学してから2年以内の生徒の外出は堅く禁止されている。
入学したてで魂の不安定な生徒が学園都市に迷い込み、都市の消失と共にどこかに消えてしまった……などという噂も実しやかに囁かれている。

出現のたびに形を変え、地形はもちろん、店や施設の内容も変化する。商品の購入や施設の利用に必要な「お金」的なものは、外出許可と同時に学園から支給される。いくら貰えるかは学園側の裁量。……つまるところ、普段の成績や遊びに行く頻度、外出する日が何の日か、等から鑑みられて調整される。

店の売り物は大抵は人間界にも存在するようなもの。学園の購買では絶対に売られないであろう不健全な商品を売る店も時折現れる。「服屋」や「パン屋」といったくくりも人間界に準拠。ごくごく稀に、本物の魔法の杖やら食べると動物に変身する飴玉やらといったファンタジーアイテムを売る店も出現するとかしないとか。

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