_ 大 切 な 色 。 ページ20
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大西「 メンカラ、黒にしたんやね 」
水色とか明るい色選ぶと思っとった、と流星が言う。
私も水色とかがいいのかなって思ったけど。
姫宮「 最初は明るい色がいいかなーって思ってたけどね 」
大西「 そうなんや 」
姫宮「 黒には想い入れがあるの 」
とっても大事な想い出は全て黒色だったから。
嫌な事も嬉しい事も全部黒色。
私を変えてくれたのは、黒色だったの。
大西「 …ええなぁ、そういうの 」
きっと流星は、私の発言と表情を見て察したんだと思う。
少し苦い顔をしている。
大西「 そういうの、大事にしていきーや 」
姫宮「 うん、勿論！！ 」
嗚呼、流星は私のこと分かってるんだなぁ…
流星「 Aのしたいようにすればええんよ、それだけの話やで！ 」
姫宮「 そーだね！んーでもね、 」
私も気付いたら黒って言っていたんだよ、
と流星に言った。
それだけ大事ってことやん、って応えてくれた。
あーもう、優しいから、あえて踏み込んでこないんだろうね。
姫宮「 凄く大事な色だよ、黒は。だって私のSnowManの時のメンカラだもん！ 」
大西「 そうなん？なんかそれも意外やなぁ 」
流星は意外そうな、不思議そうな顔で私を見ている。
姫宮「 確かに分かるかも！笑 」
私が黒色を選んだ理由。それは、
姫宮「 SnowManに入る前まで私にとっての黒色は、悪いイメージしかなかった。孤独とか暗闇とかで。真っ黒とか言うじゃん？良いイメージなくて 」
大西「 うん、そうやね 」
突然語り出したのに、私の話を真剣に聞いてくれる。
姫宮「 私は何の色にもなれなくて。ジャニーさんに、Aは真っ黒だね、なんて言われた事もある 」
大西「 …え 」
姫宮「 当時の私からしたらどうでも良かった。私って真っ黒なんだ、思ったことはただそれだけ 」
メンカラを決める時も、その事を思い出して言っただけ。
でもね、とある人は言ったんだ。
姫宮「 黒は誰の色にも染まらなくてかっこいいでしょ、って 」
姫宮「 りょーくん、山田涼介くんが言ったの、今でも覚えてる 」
周りを見て行動するよりも、他の人に合わせようとするよりも、素のままの周りに染まらない私で居ていい、って
ジャニーズの最高の華、紅一点
だから、Aには黒が似合うよ
その言葉は真っ直ぐ私に届いたんだ。
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_ 終 わ ら せ な い 。→←_ メ ン カ ラ は 、
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