*旅の途中で ページ36
ー次の日ー
あたしたちはサマディーに行く前に、しばらくホムラの里の周辺でレベル上げをしていた。
本当は目的の為に一刻も早くサマディーにカミュは行きたがってたけど、のんびり屋の勇者が経験値を積みたいって事でまだ少しの間ホムラの里に留まることにしたの。
イレブン「…あ!」
カミュ「どうした?」
イレブン「小さなメダルだ!集めてるんだ〜これ。
どうしたわけか、いろんな場所に置かれていてね。
意味は分からないけど、何かいいものなんじゃないかなって思ってね。
旅の思い出にもなるし」
カミュ「ふ〜ん。俺には価値が無いように思えるけど、お前が言うなら何かしらの意味があるのかもしれねぇな。袋入れとけよ」
イレブン「うん…あ、あれ…持ち物がいっぱいだ。整理しなきゃ」
ベロニカ「いいわよ。あたしの持ち物に入れておいてあげる。
アンタ、無くしそうだし」
イレブン「わぁ〜ありがとうベロニカ。
じゃあ、これは君のポシェットにいれておくね」
ベロニカ「……」
イレブン「な、何?」
ベロニカ「あんた…今あたしの事子供扱いしたでしょ?小さな子にお小遣いあげるような感じだったけど」
カミュ「ははっ、いいじゃねぇか。そのポシェット似合ってるぜ。
今のお前にピッタリだしな」
ベロニカ「なによ!馬鹿にして!ここにはね、あたしの大切な物が入ってるの!」
セーニャ「まぁ、お姉様の大切な物が…?一体、何が入っているのでしょう?」
ベロニカ「お化粧用品とかよっ!
ま、乙女の荷物の中身を知りたがるようなデリカシーの無い男達にはわからないかもしれないけど!」
カミュ「化粧〜?お前、ちんちくりんなクセに何ませたことしたがるんだ?」
ベロニカ「失礼ねっ!私はれっきとした大人なのよ!おめかししたい年頃なの!」
イレブン「…ベロニカ…
僕は、何もしてない君の方が素敵だと思うな。
馬鹿にしてるんじゃないんだよ。
あくまで、今の君の姿の話。
今のままで充分可愛いから、そのままでいいと思うよ」
ベロニカ「う…ま、まぁそういうなら…」
イレブン「メダル、預かってくれてありがとう。
さ、行こっか」
そこからは特に会話が無いまま旅路を歩く。
すると、後ろからセーニャの声が。
セーニャ「カミュ様、お背中に木くずが…」
カミュ「ん、あぁ…すまねぇ。
セーニャはよく気が効くな。ありがとな」
セーニャ「い、いえいえ!とんでもないですわ!」
ベロニカ「…」
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R*I*S*E(プロフ) - リスタさん» リスタさん、めちゃくちゃお久しぶりです💦長らくお返事できなくて申し訳ありません!リクエストありがとうございます😌話数的に、二つの採用は難しいですが、魔軍司令の話は作ってみようと思います!良かったら続編も読んでくださいね🌟 (3月4日 23時) (レス) id: 4e3bb796e6 (このIDを非表示/違反報告)
リスタ - 面白い!続きも期待してます!いつか、書けると良いですね!魔軍司令と夢主の恋愛とロウとグレイグのギャグ話を書けたらいけますか?無理なら大丈夫ですよ! (2022年9月6日 23時) (レス) id: 85e8ed9632 (このIDを非表示/違反報告)
リスタ - グレイグの叫びで笑いましたww リスタ「こんなグレイグを魔軍司令になったホメロスは、何て言うのかな?ちょっと聞いてくる。ホメロス〜。グレイグのズボンが、凄いことだぞ♪ホメロスはどう思うかな〜。」 (2021年3月3日 0時) (レス) id: 85e8ed9632 (このIDを非表示/違反報告)
桜葉(プロフ) - うん。カミュベロだ。うん。 (2021年3月2日 17時) (レス) id: 521c217433 (このIDを非表示/違反報告)
R*I*S*E(プロフ) - 桜葉さん» 桜葉さんコメントありがとうございます!ベロニカちゃんがこの後どうなるのやら…是非、お楽しみください! (2021年3月1日 12時) (レス) id: a1c316906c (このIDを非表示/違反報告)
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