Steal your heart【スマブラ】 (ページ28)

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☆奪われたモノページ28

ベヨネッタ「フフフ…どうやら上手くいきそうね。坊や…もっとガンガン行きなさい。
あの子の心はきっと…あなたに向くはずよ。
あなたがあの子に真剣に向き合って、あの子の心を時ほぐす事ができるなら…」

シュルク「……
は、はい。僕…もう我慢しないです…彼女は…僕のものだ…」

A『…シュルク…どこに行っちゃったんだろう…』

シュルク、何か思い詰めていた様子だった…
私が…彼を騙していたから…シュルクを傷つけてしまったんだ…
真面目なシュルクの事だから…きっと、傷つけてしまったんだ……
どうしよう、謝らなきゃ……

A『…シュルク…お願い…どこにいるの？…ちゃんと話がしたい…謝りたい…シュルク…』

夜のスマブラ寮は静かだ。
広間にも、食堂にも、外のベンチにも居なかった。

A『…(戻ろう。もしかしたら寮に戻っているかもしれないし)』

私が引き返そうとした、その時…

ジョーカー「…やぁ…しばらく。」

A『うわ！ビックリした…！…どうしたの？ジョーカー？』

ジョーカー「夜の女性の1人歩きは危険だ」

A『……護衛術は身につけているつもりだ』

ジョーカー「そうかな？その割には油断も隙だらけだぞ。それに、今の君じゃ男には到底敵わないだろうな。
……ところで、こんな時間に何をしていたんだ？」

A『あなたには関係ない』

ジョーカー「関係あるさ。」

すると、ジョーカーは私の腰を抱き、引き寄せた。

ジョーカー「新しいパートナーになるんだから…関係は良好でいなきゃな」

A『？！新しいパートナー？！何を言ってるの？パートナーはシュルクだけだからっ、君には、関係なっ…』

すると、ジョーカーはゆっくりと私の唇を、人差し指でなぞった。

ジョーカー「…もう強がらなくていい。俺はいつも君の味方だ。…シュルクはまだ知らないよ。君の全てを…」

A『なっ…何を言ってっ…』

ジョーカー「……(ボソボソ…)」

A『！！…な、何故…君がそれを…』

ジョーカー「…仮面を外したい。君の、心の仮面を…」

そう言うと、ジョーカーは、自分の仮面を外した。
大きくてまっすぐな瞳……
私はその瞳に魅入られていると……

ジョーカー「…A……」

A『んんっ…』

いつのまにか、唇を奪われていた。