☆魔女降臨 ページ26
A『シュルク…？どうしてそんな事を言うの？』
シュルク 「…今の僕は君を困らせてるんじゃないかって…
だって君はまだ僕に本当の笑顔を見せてくれていないじゃないか…」
A『困ってなんかいない！シュルクはいつだって私を助けてくれた！』
シュルク 「…そうかな。だけど、僕は君の心の闇を晴らす事ができそうかな」
A『！…なんの事…？』
シュルク 「…僕は不安になるよ。君は、まだ僕が知らない君がいるね。
僕よりもっと君を知る奴がいるかもしれないな…」
それだけ言うと、シュルクは部屋を後にした。
シュルクが私のお世話係じゃない…？
そんなのあり得ない。
だって彼は…
私が初めて、自分を女だと認めてもらいたいって思った人なんだよ…
シュルク 「(屈辱だ…やはりAを目の当たりにするとどうしてもあいつの言葉がチラつく。
だけど今の僕からお世話係の権利を奪ったら何が残る？結局そうした所でジョーカーの思う壺なんだ。
きっとあれは僕を出し抜くための口実だ。
Aの秘密はあいつは全て知っている。そこにお世話係の権利を譲ったりなんかしたら、立ち入る隙が無い。
……考えろ…考えるんだ…
どうすればいいのかを。
ジョーカーは必ずAになにかをしてくるはず…
奴から必ずコンタクトを取ってくるはず…
あともうひとつ、奴はどうやって僕の行動を見抜いていたのか…ファイターはお世話係以外部屋には入れない。窓から覗いていたのだとしても、人ならすぐわかる。
人影も無かった。そして…どうしてジョーカーは
Aをよく知ってるんだ…いつ会ったんだ…)」
？？「お困りのようね」
シュルク 「誰だっ？！」
突然の声に思わず身構える。
完全に気配がなかった…
シュルク 「…あなたは…ベヨネッタ…」
ベヨネッタ「ふふふ。何かとっても楽しい事が起こりそうな予感♡
さぁ、話して頂戴坊や…
あたしが力になってあげてもいいのよ？
さぁ秘密を言いなさい…」
シュルク 「…」
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