Steal your heart【スマブラ】 (ページ25)

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☆本音ページ25

ー…シュルク…

…起きて…シュルク…

A『シュルク！！』

シュルク「！！…A…」

A『どしたの？なんだか顔色悪いよ…』

シュルク「…な、なんでもないんだ…心配かけて、ごめんね…ちょっと疲れて眠っていたみたいだ」

A『シュルク、少し2人で話をしないか…
僕の部屋へ…』

シュルク「…ごめん」

A『え？』

シュルク「…僕は君にとんでもない事をさせてしまった……
君の秘密を…無神経に…」

A『…私こそ、ごめんなさい。
あんな事をしてしまって…どうにかしてた。
シュルクには秘密を黙っていたわけだし、信頼…できないよね』

シュルク「…ねぇ、A。僕が言った事、覚えてる？」

A『…うん』

シュルク「僕は君が好きだと言った事。
冗談やからかいでは無く本気だ。
だけど同時にそれは君を苦しめる事になるんじゃないかって思ってね。
僕の気持ちは本当だけど、それで君が辛い思いをするならこの気持ちを投げ打ってしまおうか…

…聞かなかった事にしてくれて構わないよ。
僕は君のお世話係だ。
君が楽しく暮らす事をサポートするのが僕の役割だから」

…どうしたんだろう、シュルク…
なんだか全然元気ないな…

A『結論から言うと…
正直迷ってる。
シュルクが女として見てくれているのはすごく嬉しいし、嫌じゃないんだよ…
だけど、心のどこかで許さない自分もいて…
本当を言うと、怖いんだ。
まだ自分と向き合う事が』

シュルク「…そうか。
本当の事を聞けて嬉しいよ。ありがとう…」

A『……誰かを好きになった事、まだ無いんだよ』

シュルク「……」

A『女性は恋愛対象にならないんだ。かと言って男性と交わるのも怖い。
いっそ自分は男でも女でも無い、第3の種族なんじゃないかって思うことはあるよ…
…変だよね、言ってる事』

シュルク「…ううん、全然変じゃない…
…だけどA。聞かせてほしい。
僕は君のその悩みを解決する事ができるかな？」

A『…わからない。でもシュルクといると何か変わりそうな気がする…』

シュルク「じゃあ…ついでに聞くけど…」

そう言うと、シュルクは真っ直ぐに私の目を見た。

シュルク「……僕じゃない他の誰かが、君のお世話係になるって言ったら…？」