☆大ピンチ ページ11
ー深夜ー
A『…来てしまった』
突然私の部屋のお風呂が使えなくなってしまったので、急遽ファイター共同の浴場を使うことに。
それにはリスクが高すぎる…
とは言え、このままお風呂に入らないようにするのは…
やっぱり嫌!
というわけで、浴場前まで来てしまったわけだけど…
『男湯』
『女湯』
私はどっちに行けばいいの?!
夜だから、誰も来ない事を確認しつつ、もしバレたらと思うと……
女湯の場合…大問題になる。
もう私はここに居れなくなるし、みんなに嘘がばれてしまう。
それに、この体を見せて証明するなんて死ぬほど恥ずかしい。
男として生きてきた人生でそれだけはやりたくない。
となるとやっぱり…
A『タオルを巻こう。誰かきても絶対に近づけない。』
意を決して私は男湯と書いているのれんをくぐった。
A『(チャンス!誰もいない。さっさと上がって、すぐに退散しよう)』
ふう、と息を吐いてお湯に浸かっていると…
ーガララー
ガララ?!
慌てて音のした方を向くと…
ロイ「あれ?誰かいるんですか??」
や、や、や、…やばい!
恐れていた事が!!
ど、どうしよう…
A『こ、こんばんは』
ロイ「こんばんは。見ない顔ですけど、どちら様ですか?僕は、ロイです。」
A『ぼ、僕は…雑務の仕事でここに来ました、Aと言います…』
ロイ「…とても遠いですね。もっと近くに行ってもいいですか?こんな時間に誰かと一緒になる事、滅多にないんで」
ひぃぃぃ!
く、来るな!!
A『えええと、この距離で話しませんか?!
しょ、初対面ですし…』
ロイ「は、はい…ごめんなさい…」
どうしよう。
お湯から出れない…
ロイ「Aさんは、すごく細いんですね…まるで女性のような…」
A『女性?!そんなわけないじゃないか!ロイくんは面白い冗談を言ってくれるねぇ!
っはっはっ…』
こ、これは本当にまずい
するとそこへ…
ーガララー
ロイ「あ、ジョーカー。君も来たんだね」
ジョーカー「あぁ、ちょっと汗を流そうと…
……?!」
A『………や、やぁ…』
ジョーカー「…ロイ!あそこにゴ●ブリがいるぞ!」
ロイ「えっ?!なんだって??!」
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