検索窓
今日:13 hit、昨日:1 hit、合計:16,723 hit

プライド ページ21

ーそのころのマルスー





マルス「(……A、大丈夫だろうか…
僕が居なくても、平気かな?
変な奴に絡まれていないかな?無理やり戦わされてたりしないだろうか。
…ああもう嫌な事ばかり考える。)」




アイク「…何をしている。」





マルス「アイク。君に話がある」




アイク「俺も話がある。」




マルス「問いただすまでもないよ、Aだろう。」



アイク「…ああ。
…あんた、あの女をどうするつもりだ?」



マルス「どうするもこうするもないよ、
彼女はか弱い女性なのに…僕の邪魔をしないでもらえるかな」




アイク「そうカッカするな、らしくない。
邪魔なんて、しているつもりはない。
お前は何故あいつの意思を尊重しない。
何故そうまでして守護者であり続けたい」




マルス「意思?…いや、Aはきっと君に付き合わされているんだよ。
闘いなんて、嫌に決まってるんだ!
彼女は…僕に、刃を向けられなかった…
君を傷つけたく無いとも…」






アイク「ならば、あいつが無理なく戦えるよう手助けしてやる事があんたの使命なんじゃないのか?」




マルス「手助け?…ダメだよ、彼女を戦場に出すと僕は守りたくなってしまうんだ。」




アイク「甘いな。あんたは、全然甘い」




マルス「……お察しの通りだよ。
僕は守護者に丸っきり向いていない。
…この権利を君に譲ると言ったら?」





アイク「断る。そいつは俺の仕事じゃない。」




マルス「君らしい答えだね。
…なるほど、なら僕が請け負うしかないのか」




アイク「…あんた、プライド高いんだな。
守護者であることを誇りに思っている。立派だと思う。」



マルス「ありがとう。君もプライドの塊のようなものだね」



アイク「プライドなんかじゃない。
俺は、考えて行動するのが苦手でな。
だからあいつにも手加減をしてやるつもりはない」



マルス「なら、僕は彼女を戦士にはさせない。
あの子は僕が護るんだ」



アイク「…ああ。わかった。」



マルス「…ねぇアイク。君は、彼女を愛しているのかい?」



アイク「??何故そうなる、俺は、その手の話は好かん。」


マルス「鈍感なんだね、羨ましいくらいだ。」


アイク「だから何なんだ。」


マルス「僕は好きだ」



アイク「!」



マルス「…今日は君にそれを伝えたかった。
…じゃあ、そういうわけだから。勝負なら、いつでも受けて立とう」

アイクの胸中→←迷い



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
43人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

やっち - めちゃくちゃ続きが気になる…!!!!!最高です!更新楽しみにしてます! (1月1日 2時) (レス) @page27 id: e5a8be9ce1 (このIDを非表示/違反報告)
-Rei- レイ(絶賛低浮上中)(プロフ) - アイクの小説なんて…最高じゃないですか…更新頑張ってください。待ってます。 (2019年1月19日 23時) (レス) id: c2a3cfc861 (このIDを非表示/違反報告)
ツツジ(プロフ) - とんでもなく面白い…。forwiiU買いました? (2015年6月20日 22時) (レス) id: 8441176ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ソフィヤ - 最高でした!これからも頑張ってください!!o(^-^)o (2015年6月15日 0時) (レス) id: c9c2fe131c (このIDを非表示/違反報告)
歩夢 - 小説とても面白いです!更新頑張って下さい!! (2014年10月19日 4時) (レス) id: 0d1d8a0e96 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:R*I*S*E | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2014年5月24日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。