「好きと言ってやれる程、俺は甘くはない。」【スマブラx】

お庭のお客様 ページ13

マルス「さて…今から始まる乱闘が、ステージ調整の為に中止になったからよかったら息抜きがてら、夜の買い出しに行かない？」


A『行く！』


マルス「ふふっ、そう言うと思った。よし、じゃあ僕は雑用を済ませてくるから、エントランスで待ってて。Aも準備が必要だろ？」


A『うん！オシャレして行かなきゃ！』


マルス「(街に行くだけなのに…可愛いなぁ…これが、女の子のこだわりか…ま、僕も外に行く時は身なりを整えたりくらいはしていたっけ…)」

A『じゃ、また後でー♪」


マルス「うん、ゆっくりで、いいからね？」




今日のコーデは貴族風コートにふわふわベレー帽。
足元は無地のタイツに光沢のエナメルハイヒール。
髪を巻いて、綺麗なスカートを履いて…
鞄はこれでいっか。
よっしゃ、完璧！！！



…エントランスでこんなに目立つ格好でいたら恥ずかしいな…よし、確か前庭に出た時(ルカリオがいた場所)に手入れされてた花があるんだっけ？
行ってみよっかな。



A『(あのわんこ(※ルカリオ)今日はいない…残念…)』





ん？


これは…



どの花も見たことあるものばかり。
だけど、少し離れた場所にひとつ…いや、ふたつ？

…えぇ？めちゃくちゃ生えてる？！


謎の葉っぱがたくさんならんでいた。
しかも、なんか長いし…
よく見ると、葉っぱやつぼみ、立派な花を咲かしているものまで。
風もないのにユラユラ揺れて…
なんか不自然だな…



ていうかこれ、なんか無性に抜きたい…


A『危険なものじゃないらしいし、ひとつくらいいいよね？！？←』



思い切って私はその内のひとつに手をかけ、思い切り引っこ抜いた。


？『ピクミンッッ！！』



A『？？！？！？！』



なんか…なんか………
なんか可愛いよーな生物が現れたんだけどっ！！？
何これ？！赤色？目や花がある…

A『じゃ、こっちのつぼみは…』

ピクミン『ピクゥ！』

A『花は…』

ピクミン『ミンッッ！！！』


…全部顔がある！
しかも、青に黄色、耳とか口とか、ビミョーに顔が違う！


A『楽しい！いろんな色があるー！』


気づけばたくさんの謎の生物が私を囲んでいた。



ワリオ「Zzz....」


A『え？！ワリオ？！なんでいるの？』



ピクミン「……」

謎の生物たちは、ワリオに駆け寄り囲みこむと、大勢でもちあげそのままどこかえ行ってしまった。




A『賢いなぁ…でも、勝手に抜いてよかったのかな？』

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