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「ジョングク！なんか女子校の女の子がお前呼んで欲しいんだってさぁ〜！！合コンしようぜ！合コン！お前彼女居ねーだろ？参加な！」
クラスのやつに無理やり入れられた合コン。
特に断る理由もなかったからそのまま参加した。
「…ジョングク君……ねぇ、私……今なら、なにしても…いいよ？」
まんまと策略に乗せられた。
誰が誰を狙っているって事は元から聞かされていたけれど、どうやら余った美人の子とくっつくことになっていたらしい。押し倒されてその事に気がつく。
さっきまでいた奴らは全員女連れて逃げやがった。死ね。
何してもいいよって？何言ってんだ。それよりねーちゃんに今日の夜ご飯のメニュー聞きたい。
別にお前なんかを相手にするより電話をかけて3秒で出るねーちゃんと話していた方がよっぽど楽しいと思った。食べさせられたクッキー。皆んな美味しい美味しいと食っていたが、俺は美味しく感じなかったのだ。
いつの間にか姉の作ったものしか食べられなくなっていた事に今更になって気が付いた。
売店のパンですら脂っこくて吐きそうになって。いつしか親の料理すら美味しく感じなくなって。
今年のバレンタインにねーちゃんが作ってくれたクッキー。死ぬほど食っても飽きなくて、何回も作ってもらったのを覚えている。あのクッキーは食べられたのにこれは食べられない？おかしい。
「私、結構そういうのは自信ある方なんだけど…」
って言って、なぜか脱ぎ始めて。
馬鹿じゃねーの。萎えるんだけど。そんなことを思っていると、ガチャリと扉が開く。
カラオケの店員。だが、目の前にいる女のせいで見えなくて。
「……あ、どうも。」
「きゃっ、…な、なんで勝手に入ってくんのよ！！」
慌てて俺から退こうとするやつ。マジで殴ってやうか。
そう思ったとき、グラサンとマスクをした店員がそれをガバッと外して鬼の形相で近づいてきた。
そこでまた気付く。
『いやぁああ！！！何してんのよ雌ブタッ！！！』
強い香水が無理になったのも、他人の料理が無理になったのも、この声以外が耳障りになったのも。
全てが、実の姉のせいであったという事に。
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Agust d(プロフ) - この物語は控えめに言って大好きです！！！ グクがなにかと葛藤する姿も萌えます♪ 更新されたのですぐ飛んできました！ ファイティンです♪ (2019年9月7日 12時) (
レス) id: fea73733b9 (このIDを非表示/違反報告)
Hikari - めっちゃ良いです!! 見ててにやけが止まりません！ (2019年8月22日 2時) (レス) id: 5d102a4ec9 (このIDを非表示/違反報告)
柊 - まさかユンギさんとジョンのグクさんが照橋さんと同類だったなんて……やっぱりいつきさん最高です!! (2019年8月19日 14時) (レス) id: ed2317b103 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - kasuminmさん» 本当ですか！？嬉しいです…！！個人的にもこのお話が好きなので、そう言ってくださるととても嬉しいです…。これからも応援してくださると嬉しいです笑 (2019年8月18日 21時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
kasuminm(プロフ) - 一気読みさせていただきました…！本当に好きですこの作品！！これからも応援してます！！！！ (2019年8月17日 1時) (レス) id: 723bbd8bf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いつき
x他1人 | 作成日時：2019年7月23日 6時
