35 ページ35
.
『ジョングクさんにこういうことされて、抵抗も出来ない私なんか、私じゃないから……、』
それってさ。
もう、俺に心も身体も許してくれてるってことじゃないの。
いつも、近付いたら力入ってないのとか。
ヌナが、俺に油断してるってことじゃないの。
頬にじんわりと鋭い痛み。襲おうとして、叩かれた。
「すみません」と謝られるけど、これ100%俺が悪いからね。ヌナが謝る必要あんまないからね。今まで俺が殴られなかったのが不思議になるくらいだからね。
それで。あんなこと言われると思ってなくて、正直驚いてる。
ヌナが自分の弱みを見せてくれるなんてことは少ない。メンバーに自慢できるレベル。
その零れ落ちる涙が、勿体無いとすら思った。
綺麗だった。
まるで、Aヌナの心までを奪えてしまえたようで、気分がよかった。
叩かれた跡ですらも、無くなってしまうのが惜しいと思った。
顔を近づけると、かぁっと赤くなる。たとえ部屋が暗くてもすぐわかる。そんなところが可愛い。湿布を雑に貼られても、それが愛だとすら思った。
多分、頭おかしくなってるんだ。
ヌナのことになると、うまく頭が回らなくなる。
『…ご、ご飯ってどれくらい……あんま食べない、よね…』
『あっちぃッ!!!……や、ちょっ、火止めなきゃ、』
『……しょっぱい…あんま美味しくない……』
ニヤけとまんない。
こういうの見ると、可愛すぎて自分が止めらんない。
3622人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ロミオ(プロフ) - コメント失礼します、パスワードがかかってる作品が読みたいのですが、また読めたりしますか? (2020年7月12日 14時) (レス) id: a652f54267 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - おーちゃさん» おーちゃさん、コメント有難うございます。私も切実にそう願っております。ヌナ呼びされたいです。生憎私はジョングクさんより年下で、こんな妄想下でしかヌナと呼ばれないのですが、同じような気持ちで居てくれる方がいて嬉しいです。これからも頑張ります。 (2020年2月24日 20時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
おーちゃ - 本当の歳もぐくより上でありたかったとおもうこの頃。 (2020年2月24日 17時) (レス) id: 170daf7539 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - めるたさん» めるたさん、コメント有難うございます。そう言ってくださると本当に嬉しいです、有難うございます。少しズレてるジョングクさんの重い愛を見せていければなと思います。これからも頑張ります! (2020年2月23日 10時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
めるた(プロフ) - ジョングクの愛重すぎるところすごい好きです笑 勘違い爆発してるとこも面白すぎます大好きです (2020年2月22日 22時) (レス) id: f979da34d5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:いつき x他1人 | 作成日時:2020年2月14日 0時