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JK「…ヌナ、」
いつの間にか、ベットに沈んでいた。
すっと頬に伸びてきた手に、かっと顔が熱くなる。
目の前がチカチカとした。
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その瞬間、「バチンッ!!」と音がした。
ひりひりと痛む手のひら。
呼吸が荒くなる自分。
JK「い、ってえ……」
目の前で頬を抑えるジョングクさんに、ジョングクさんを叩いてしまった事に気が付いた。
涙が出そうになる自分。
やってしまった、なんて今更に思う。
『そういう、の、やめて、ください、』
JK「……ねぇ。」
『自分が、弱くなるから、……嫌なんです…』
JK「…ごめんって。」
『ジョングクさんにこういう事されて抵抗も出来ない私なんか、私じゃないから……、』
ぽろぽろと。涙が溢れてきた。
こういうとき、つい気を許してしまう自分がいるから、嫌だった。
なぜか身体の力が抜けてしまって、抵抗も出来ずに簡単にこういうことを許してしまう自分なんか、自分じゃないと思ってしまうのだ。怖かった。
昔の私は、もっと、しっかりしていたのに。
なぜこうもジョングクさんに簡単に自分を許してしまうのか、分からなかった。
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ロミオ(プロフ) - コメント失礼します、パスワードがかかってる作品が読みたいのですが、また読めたりしますか? (2020年7月12日 14時) (レス) id: a652f54267 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - おーちゃさん» おーちゃさん、コメント有難うございます。私も切実にそう願っております。ヌナ呼びされたいです。生憎私はジョングクさんより年下で、こんな妄想下でしかヌナと呼ばれないのですが、同じような気持ちで居てくれる方がいて嬉しいです。これからも頑張ります。 (2020年2月24日 20時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
おーちゃ - 本当の歳もぐくより上でありたかったとおもうこの頃。 (2020年2月24日 17時) (レス) id: 170daf7539 (このIDを非表示/違反報告)
いつき(プロフ) - めるたさん» めるたさん、コメント有難うございます。そう言ってくださると本当に嬉しいです、有難うございます。少しズレてるジョングクさんの重い愛を見せていければなと思います。これからも頑張ります! (2020年2月23日 10時) (レス) id: 317f2047c2 (このIDを非表示/違反報告)
めるた(プロフ) - ジョングクの愛重すぎるところすごい好きです笑 勘違い爆発してるとこも面白すぎます大好きです (2020年2月22日 22時) (レス) id: f979da34d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いつき x他1人 | 作成日時:2020年2月14日 0時